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2021/03/12

ベネフィット系プロジェクトを映画製作に例えた予算編成の話

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 前回、「ICT生技系プロジェクト選定委員会」の話を書きましたが、この組織予算の話を映画製作に例えて表現してみることで新たな気付きを発掘する。という何かに、今回は、トライしてみようと思います。

 企業のベネフィット系プロジェクトには当然、職制がありますが、映画作成などでも、監督(原案) → 脚本家(脚本) → 演出家(演出)みたいな階層があると思いますが、ここで、なんとなく、我々同様に、監督 / 脚本家がイメージしているのと、脚本家 / 演出家が、「そうはならないよ。」みたいに考えている感じのギャップがある場合、コレの整合性をコントロールする事が重要なんだろうな。と、言う気がします。

 あと、なんとなく、目標は、予算獲得&興行成功に絞らないとダメなんですが、ベネフィット系では、失注・赤字と言う事実が無い分、フィードバッグが掛かり難い気がしています。具体的には、「そもそもフィードバックのベースになる決定的な事実が無い。」「アレがダメだったから、次はコレ的に、バランスしてしまい、逃げ場を作り易い。」「粒度が大きいものを否定してしまうと、粒度の小さい所が逃げ場所になってしまう。」などなどで、フィードバッグが掛からなくなります。

 ...と、なんか、色々書いてて思ったんですが、自分の範囲にフォーカスし過ぎると結果、周りに迷惑をかけることになるので、周囲(ココでは、監督(原案) → 脚本家(脚本) → 演出家(演出))との関連等を、どうマネジメントするか?が割と重要になる気がしますね。プログラム・マネジメントにはそう言う側面もあるんだと思います。
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