オープンCOBOLソリューション部会です。
2024年1月16日に GnuCOBOL 3.2 OSSCons patch1 を公開しました。
■Githubリポジトリ
https://github.com/opensourcecobol/gnucobol-osscons-patch/releases/tag/3.2patch1aGnuCOBOLでは2023年7月に約2年ぶりとなる新バージョンGnuCOBOL3.2がリリースされました。
かなり多くの改修が加えられており、新規格であるCOBOL2023への対応や、日本ではあり馴染みがありませんがGCOSをはじめとしたメインフレーム互換機能など、多くの機能追加、改善が行われています。
今回のGnuCOBOL3.2 OSSCons patch1では、新規リリースされたGnuCOBOL3.2をベースに過去、GnuCOBOL3.1.2向けにリリースしたpatch1、patch2の機能を取り込んだバージョンになります。
主な機能としては、以下になります。
* ソート機能をCOBOLプログラム中から呼び出せるEXTSMの実装
* 日本語項目PIC N(SJIS文字操作)の実装
GnuCOBOLは、opensource COBOLと同じOpenCOBOLを元とするオープンソースのCOBOLです。
私たちは、GnuCOBOLに対して、opensource COBOLで開発した日本国内向け機能を適用することで、ベストなオープンソースのCOBOLプラットフォームが提供できると考えています。このプロジェクトは、GnuCOBOLからの完全なフォークを行うのではありません。GnuCOBOLのバージョンアップに合わせて更新をしていきます。また、GNUのコミュニティと連携し、私たちが開発した有用な機能はGnuCOBOLにも取り込まれる予定です。
今後も、OSSコンソーシアムCOBOL部会として、OSSCons patchの開発とGnuCOBOL本家への開発貢献を行っていきますので、ご期待ください。
ご不明な点は下記までお問い合わせください。