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2019/12/25

Docker for Windows上で Docker Composeでテストし、Open PaaSにデプロイできる (2)

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 今日は、クリスマスですね。昨日(イブ)は、「日本だけPornhubのアクセス数が上がっていた。」と言う情報があって、朝から笑ってしまいました。...と言う事で(?)今日は、前回に続き、

 「以前に作成した、Docker Compose の ASP.NET CoreサンプルをK8s上で動かしてみました。」

 という内容のプレゼンテーションをお送りしようと思います。

 今回の検証で、前回も書いたように、
  1. Windows上でテストし、必要に応じて、
  2. WSLやDocker(+リモート・デバッグ)でテストし、
  3. 複雑な構成は、Docker Composeで構築&テストし、
  4. 最後に、ローカルでテストしたDockerイメージを、
    DockerイメージをサポートするOpen PaaSに乗せる。
 ...と、環境を、単体 → 結合  システム・テスト(UT → CT → ST)環境とチェーンさせて、ステージング環境にまで持っていくシナリオを、

 無事に、ASP.NET Coreで検証することができました

<参考>


 やってみて思ったんですが、コレ系(コンテナ系)の技術、CI / CDが目的のように語られている気がしますが、最重要なのはソコではなくて、前回も書きましたが、このステージング環境までの開発&テスト環境のチェーンを如何にして、シームレスに構築するか?ではないか?と思った次第です。

 しかし、アレですね、IaaCは楽しいですね。IaaSレイヤのIaaCは(、個人的に)、イマイチだった気がしますが、PaaS / SaaSレイヤのIaaCは、なんかテンション上がります。で、...これ、理由は、プロジェクト・テンプレート部分に、重要なプラットフォーム要素が追加されて来ているタメではないか?と言う気がしています。

 具体的には、この辺りを見て頂くと解るかと思うのですが、アプリケーション一色だったプロジェクト・テンプレートの構成要素が、

  • ビジネス・オブジェクトに関する部分、
  • プラットフォーム、特にコンテナ・プラットフォームに関する部分、

 と明確に分かれて来た(より強く、非機能要件を意識してプロジェクト・テンプレートを設計する必要が出て来た)感じがします。この技術により、バックエンドのコンパチが必要になるようなケースが増えれば、クリーン・アーキテクチャの採用の機会等も増えて行くのかもしれません。

 また、今回のリサーチで思ったのですが、Docker for Windowsという、Windows上でDockerを使用すると言うプロダクトですが、

Docker Toolbox
→ Docker for Windows
→ Docker for Windows Desktop
  with integrated Kubernetes
→ Docker Desktop for Windows
→ Docker Desktop for WSL2


 と、もの凄い勢いで、ひたすら進歩を続けているので、やはり、この界隈は、重要のように思います。今後とも、継続したウォッチが必要でしょう。

<参考>




余談:

 Azure CLIの「az login」って、CLIのくせに、WebのMSアカウントでログインするんですが、RedirectUriを確認すると、「http://localhost:8400/?code=xxxx&session_state=yyyy」って出るので、コレ、OAuth 2.0 for Native Apps の Loopback Interface Redirectionっぽいですね。

 そして、コチラが本丸ですが、
 このリサーチの目下の目標は、

 「Docker Compose → Open PaaSと、Open棟梁 for OAuth2 / OIDC アーキテクチャ(≒ 汎用認証サイト+汎用モバイルバックエンド)の構成要素(AuthN Server / Public Client Host / Confidential Client / Resource Server)をOpen PaaSに一括デプロイすること。

 だったりします。

 コレが出来るようになると、
 世界観が変わってくる気がします。
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