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2017/04/03

教育ICT部会の紹介、OSSの目利きをめざして

| by sugimoto
■□━━━━━━━━━━━━━━━━□ http://osscons.jp/ 2017/03/31
□     --- OSSコンソーシアム NEWS vol.083 ---
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こんにちは。
OSSコンソーシアム事務局の矢崎和です。

いよいよ新年度の季節になりますね!
各所で蕾が膨らんだ桜の木をみると、楽しみな気持ちになりますね(^^)/

今回の部会紹介は【教育ICT部会】です。
教育でタブレット等情報端末を活用していることも学校も増えてきていますね。
教育界でのスムーズなICT導入を補助するため活動しています♪
ご興味ある方はぜひ一度ご参加ください(^^)/

また、第39回となるOSSコラムではMDISの小林様より
「OSSの目利きをめざして(第7回) ~目利きの必要条件~」
と題して寄稿頂いております(*^▽^*)

それでは、今回のお知らせとご報告です。よろしくお願いいたします。
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セミナや部会、OSS関連の最新情報をお届け♪
http://twitter.com/osscons
https://www.facebook.com/ossConsortium
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◇◇ CONTENTS ◇◇

★ 部会紹介【教育ICT部会】

★「オープンソース物語」第39回 執筆:小林 敦 氏
  OSSの目利きをめざして(第7回) ~目利きの必要条件~

★ 会員さまからのお知らせ
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□ 部会紹介 【教育ICT部会】
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こんにちは。
OSSコンソーシアム教育ICT部会の永原と申します。

教育ICT部会は以下のような活動を行っていく部会として、OSSコンソーシアム内に発足しました。
○ ICTを教育に役立てるための勉強会やワークショップの開催。
○ 学校教育、企業内教育など、様々なケースでの教育についての勉強会。

もちろん、OSSコンソーシアムの部会であるということは、OSSを活用した活動を行うことでもあり、ビジネスとして利用できるコンテンツやソフトウェアを育てる活動としていきます。

現在、作成していこうとしているコンテンツは以下のものです。
○ グループウェアの構築ノウハウの共有
○ Raspberry Pi を使用したセンサー制御機器の製作
○ Scratch を使用したビジュアルプログラミングの勉強会
○ Webアプリケーションの開発方法の教材作成
○ 学校などで困っているICT 関係の問題への提案作成
これらの活動を通して、オープン教材と呼べるものを構築していくことを一つの目標にしています。

参加者は広く募集しています。
教えるネタをお持ちの方、学校関係者で問題を共有してくれる方、個人的に学びを得たい方、など、教育関係のICT や当部会のコンテンツに興味を持っていただける方の参加をお待ちしています。

現在、OSSコンソーシアムホーページやFacebookグループの
学校ICTワークショップ( https://www.facebook.com/GakkoICT/ )にて、告知を行っています。

お問い合わせは、OSSコンソーシアムかFacebookグループの
学校ICTワークショップ( https://www.facebook.com/GakkoICT/ )へお願いいたします。


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□ 第39回 オープンソース物語、OSSの目利きをめざして(第7回)
□ 執筆:小林 敦 氏
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       ~ 目利きの必要条件 ~

以前、第1回目の寄稿(2013/6/6発行)の中で、「絶妙なOSSを、ギョーカイで先駆けて捕捉する」のがOSSのベンダに必要な目利きであるとしました。新しいOSSがどんどん登場する中で、ある程度汎用的な業務や機能を担うOSSを選定し、まだ誰も手を付けていない段階から先行して技術を習得し、その先行優位性をビジネスにしてゆくのが目利きの役割としました。今回は目利きの必要条件について考えてみます。

OSS界隈に新しいOSSの情報を持ち込んでこられる皆さんを観察していると、がむしゃらに情報を追い求めているというよりも、むしろベンダ(もしくはユーザ)の日常の業務を遂行する中で、自然に新たな情報に出会っておられるように見えます。そして、その効率性(出会いの確度)を高めるのは、生まれ持った直感の冴えとか、特別な思考回路を持つことではなく、日々の業務に密着した営みであるように思えます。新たなOSSの発掘において、目利きの必要条件を3つ挙げます。

1つ目は、明確なテーマを持っていることです。闇雲に新しいOSSを追い求めるのではなく、自社の戦略や事業の方向性に即して行動することです。また、それを積極的に周囲にも発信し、周囲から情報が持ち込まれる構図を作り上げることです。これらが、自社の事業に寄与しうる有望なOSSに出会う確度を高めると思います。

2つ目は、実在するお客様のニーズとのマッチングが出来ることです。お客様の業務のイメージを持っていること、またお客様の課題が解っていることにより、新しいOSSに出会うとその有用性が判断でき、早い段階でお客様に話を持ち込んで適用を検討することができます。ここでは、お客様の問題解決には様々な方法があり、コストや運用等の制約もある中で、そのOSSが本当にお客様への決め手になり得るか、お客様に貢献できるかどうかを、全体感をもって見極める必要があります。

3つ目は、案件立ち上げ能力です。実際にお客様のもとでパイロットプロジェクトやPoCを立ち上げる能力であり、基本的には社内を動かす力、お客様を巻き込む力といったものです。これにより、早く「小さな成功体験」を得て、自社の事業として定着させるのです。実はこれが一番大事かも知れません。なぜなら、新しいOSSの捕捉が同業他社よりも多少遅れたとしても、適用事例をいち早く出して、その実績で次の案件を獲得し…という事業サイクルを先に回した者が勝ちます。実際、新たなOSSを自社ビジネスに取り入れる順序も、製品化作業(パッケージング)を先に進めるのではなく、特定のお客様の現場ですり合わせながら導入事例を得るのが先の場合が多いようです。

さて、目利きに成りきれない私はというと、むしろ様々なコミュニティで広く皆さんの声に耳を傾けている中で、OSS界隈の潮流を掴んでいます。現役バリバリでコードを書いておられる方を始めとして、コミュニティで一目置かれている方の発言は大変参考になりますが、それだけでなく、不特定多数の皆さんの言動を観察していると「おぼろげながらに見えてくる方向性」みたいなものがあり、それが自社の事業を考える上で役に立ったりします。実は私も、ただ宴会に参加しているわけではないのです。(言い訳) 新年度のスタートの時期でもありますので、私も今更ながらフレッシュな気持ちで様々なコミュニティに参加し、ギョーカイの皆さんと交わる中でセンスを磨いていきたいと思います。

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◎ 小林 敦氏について
OSSコンソーシアム理事。三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)勤務。ここでの発言や記述は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。


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□ 会員さまからのお知らせ
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◎HTML5プロフェッショナル認定試験 
レベル1ポイント解説無料セミナー【4月15日(土)】
http://html5exam.jp/news/event/page2315.html

◎LPICレベル2技術解説無料セミナー(Ver4.5)【 4月22日(土)】
http://www.lpi.or.jp/news/event/2017/04/event_20170422_01.shtml

◎LPICレベル1技術解説無料セミナー【 4月23日(日)】
http://www.lpi.or.jp/news/event/2017/04/event_20170423_01.shtml

◎LPICレベル1技術解説無料セミナー@大阪【 4月22日(土)】
http://www.lpi.or.jp/news/event/2017/04/event_20170422_02.shtml

◎OSS-DB Exam Silver 技術解説無料セミナー【 5月21日(日)】
http://www.oss-db.jp/news/event/2017/05/event_20170521_01.shtml

◎LPICレベル3 300 Mixed Environment 技術解説無料セミナー【 5月27日(土)】
http://www.lpi.or.jp/news/event/2017/05/event_20170527_01.shtml

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□ 編集後記
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最後までお読み頂きありがとうございます!!

新年度がやって参りますね!!
新年度といえば多くの企業さまで健康診断の季節ですね。

私も4月に健康診断を受けます。。。
年齢を重ねていく毎に重なっていくkg。。。

しかし!春です!
頭の隅においやって、お花見シーズンを楽しみたいと思います(*^▽^*)!

今年こそ、横ばいか願わくば急降下な折れ線グラフにできるよう、
バランスのよい食事を心がけて参ります!!
皆様もご自愛頂き、いい結果がでるようお祈りしています。

それでは、次号もどうぞよろしくお願いいたします。(矢崎)
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発行人:OSSコンソーシアム 理 事 杉本  等
編集 :OSSコンソーシアム 事務局 矢崎  和
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18:28 | 2017