最近、「デマンドサイド主導のDX系のPoC」的なモノが流行っていると思います。...しかし、技術的にヤるってのは、ヤりゃエエと思うんですが、ただ、特に、「サプライサイドは、スキームが成立してないと続かないから。」ってのを考慮する必要があるかな?とは思います(主に、PoC受注は安定して継続しないと言う理由で)。
そうしないと、サプライサイドにとっては、戦略的、且つ、自発的な案件であっても、恰も、予算の無い顧客の新規開発から保守までを受注してしまうかの如く、...な貧乏クジになるんですよね(弊部会も手弁当のOSSC部会で沢山の失敗をしているので、其の辺の感覚はある)。
端的に、「デマンドサイドは、サプライサイドが収益化の目処を立てていない下位スタックをソフトウェア・スタック内に入れるな。」って話でしょうか(一方で、「サプライサイドは受けるな。若しくは、クラウドのマネージド・サービスを使え。」と言う話に)。
そう言う事を考えると、
「色々、やってみて or やらせてみて、上手く出来なかった場合、それは、場当たり的な失敗というより、積み上げてきたスキームのレベルに欠陥がある。」
と考えるようにスべきだなぁと思ったりしました。
そもそも、
戦略性の無い日式企業、「スキーム以前に場当たり的な意思決定をしてしまう。」と言うケースが、残念ながら、まだまだあるのが実態だと思います。故に、弊部会では、この辺のシナリオ・ライティングを継続&反復して行く予定です。