■□━━━━━━━━━━━━━━━━□ http://osscons.jp/ 2011/4/27
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□ --- OSSコンソーシアム NEWS vol.022 ---
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こんにちは、OSSコンソーシアム広報担当の谷相貴美(たにあいきみ)です。
もうすぐゴールデンウィークですね。
私は南国土佐・高知に一週間ほど帰省予定です。
親も心配しているようなので、元気な顔をみせてこようかと思います(^^)
皆様も、リフレッシュできる良い休日となりますように。
メルマガでは、今号から「オープンソース物語」と題し、様々な方のコラムを
お届けして参ります(^^)オープンソースの開発秘話から業界裏話や、日本にお
けるオープンソースの歴史などなど。
記念すべき第1回目は、オープンソースの販売管理システム「SalesCube」誕生
の裏側を教えて頂きました♪
さらに、震災で大活躍したTwitterなどのWebサービスを支えたデータ処理・管
理技術について、セキュリティ部会リーダーの才所よりお届け致します!
それでは、今回のお知らせとご報告です。よろしくお願いいたします。
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http://twitter.com/osscons セミナや部会、OSS関連の最新情報をお届け♪
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◇◇ CONTENTS ◇◇
★「オープンソース物語」第一回 SalesCube:セールスキューブ誕生の裏側
★『中堅企業の業務に最適なオープンソース活用セミナー』第二回レポート
★「震災で活躍、TwitterなどのWebサービスを支えたデータ処理技術とは」
★ 会員さまからのお知らせ
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□第一回 オープンソース物語、SalesCube:セールスキューブ誕生の裏側
□ 執筆:(株)アーク情報システム 飯塚 覚氏
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SalesCube:セールスキューブ誕生の裏側
-『不利を有利に。オープンソースのビジネスチャンス』-
1年半程前、ネット通販を行っているお客様向から販売管理システムの開発依
頼があった。それを販売するにあたり、「どのように認知していただくか?」
それが一番の難題となった。
当初はパッケージ化を検討したものの、調査を進めていくにつれて、
「パッケージ製品は既に多数あり、市場は飽和状態・・・」
「販売管理は会社ごとに運用が異なり、パッケージ化しても顧客業務にマッチ
するとは限らない・・・」
そんな不利な条件が揃う中で、ひねり出した答えが「オープンソース」での提
供であった。
幸いにもオープンソースの純国産の販売管理システムは見当たらない。
また、基本機能を提供することで、カスタマイズして顧客業務にマッチさせて
もらうこともできる。
圧倒的に不利な環境の中で、ここに一つのビジネスチャンスを見出したわけで
ある。
3月1日の正式発売後、複数の新聞やWeb上で紹介され、ソースコードのダウン
ロードも数十社を超えた。また「OSS 販売管理システム」の検索キーワード
からの問い合わせも増えてきている。特に開発会社様からの問い合わせを多く
頂いている。高機能・短納期を要求される開発現場においてお客様の要望を叶
えるための手段として、一定の需要が存在していることの表れであろう。現在
はSalesCubeを活用してお客様への提案やSI事業を行う開発パートナーも募集
している。
独立系ソフトウェア会社として24年。とてつもないスピードで変化していくIT
業界の中で当社も受託開発からコンシューマソフトまで時代に合わせてビジネ
スモデルを変化させてきたが、オープンソースは初めてのチャレンジである。
今後も積極的にPRを行い、一人でも多くの人にSalesCubeを使ってもらいたい
と考えている。
◎ 飯塚 覚((株)アーク情報システム)氏について
ソフトウェア会社の営業として今年10年目。IT業界の荒波に揉まれながら走り
まわる毎日。趣味は読書。昨年話題となった「FREE」を始め、直近は吉川英治
の「三国志」全10巻を遅れ馳せながら読破
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□『中堅企業の業務に最適なオープンソース活用セミナー』第二回レポート
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昨日(4/26)、『中堅企業の業務に最適なオープンソース活用セミナー全7回』
の第2回が品川にて開催されました。
現場の様子をビジネスアプリケーション部会の用松よりご報告いたします!
『7回シリーズ最初のOSS業務アプリケーションは、全世界で700万件以上の
ダウンロード数を誇る「SugarCRM」です。導入アドバイザーとして長年
SugarCRMの企業導入に関わられている福光正樹様より、日本市場における
SugarCRMの導入状況と課題点について実際のデモも含めご紹介いただきました。
今回、CRM導入を検討されているユーザ企業様のご参加をいただいたこともあ
り、ユーザ企業から見たオープンソース導入・検討に対する不安感やご意見な
ど貴重な生の声を伺うことができました。
後半はオープンソースの枠を超えて、CRM導入をどのように成功につなげるか、
ご参加された皆様の体験や失敗しないための改善提案など熱いディスカッショ
ンで盛り上がりました。
一方的に講師がきれいごとをしゃべって終わりのセミナーでなく、参加者全員
が本音を話し合える雰囲気は非常に有意義な時間であり、夏までの長丁場シ
リーズではありますが、こうして積み上げられた議論と参加者同志の共有は、
我々BA部会にとっても、今後活動していく上での大きなヒントをいただける
ように感じました。』(用松)
このセミナーは全七回のシリーズとなっております。
→セミナー詳細:http://bit.ly/gt0iNC
第三回(次回)のOSSのアプリケーションは、中堅・中小企業向けERPである
Compiere(コンピエール)です。ぜひ、お気軽にご参加頂ければと思います。
日程は、5月末頃に今回と同じく品川・15時スタートを予定しています。
詳細が決まり次第、Webやメルマガなどでご案内いたします!!
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□「震災で活躍、TwitterなどのWebサービスを支えたデータ処理技術とは」
□ 執筆:セキュリティ部会 リーダー 才所 秀明
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この度の大震災により、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
さて、個人的なことですが、震災翌日に引越ししました。
「業者はちゃんと来てくれるのか?」と心配だったのですが、問題もなく作業
して頂けました。震災当日から渋滞や作業遅れ等で大変だったそうですが、
会社からの「どんな手段を使っても顧客のところへ行くように」という指示が
出されたそうです。
普通の時では当たり前かも知れませんが、震災翌日に作業して頂いた事に
大変感謝しています。同時に、こういう時こそ力を発揮できることが、信頼に
つながるんだなぁ…と実感しました。
(会社や社員の被害が無いことが大前提ですが。)
そういう意味で、今回TwitterやGoogleなどWeb系サービスの力・存在感が
強く印象に残りました。安否や避難情報など、多種多様かつ膨大なデータが、
登録され、集約・分類され、検索可能な形で迅速に公開されたことにより、
様々な面で貢献したことと思います。
また、公的機関からも活用されたことでユーザ層が拡大し、社会インフラの
一つになったのでは…とも感じました。
このような膨大なデータの処理を可能とするのが、HadoopやCassandraに代
表されるNoSQLなど、スケールアウト型のデータ処理・管理技術です。
これらは、OSSを活用してきたWeb系の企業から生まれ、殆どがOSSとして
公開されています。
既にWeb系企業・サービスでの利用は当たり前となっていますが、
他の業種でも活用が広がっています。海外ではVISA等のHadoop事例が
有名ですが、国内でも同様の動きが出てきています。
また、Hadoopに関しては、Cloudera社のディストリビューションCDH3が
リリースされ、基幹バッチ処理フレームワークAsakusaが公開されるなど、
活用するためのハードルも下がりつつあります。
HadoopやNoSQLは、今後のITシステムを構築する上で重要なキーテクノロジに
なると考えています。既に多くの方が注目しているかと思いますが、まだの方
は動向をWatchしてみてはいかがでしょうか。
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□ 会員さまからのお知らせ
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◎『LPICレベル3 302 Mixed Environment 技術解説無料セミナー』@東京
【5月14日(土)】
http://www.lpi.or.jp/news/event/2011/05/event_20110514_01.shtml
◎『LPICレベル1技術解説無料セミナー』@東京【5月21日(土)】
http://www.lpi.or.jp/news/event/2011/05/event_20110521_01.shtml
◎『LPICレベル2技術解説無料セミナー』@東京【5月24日(火)】
http://www.lpi.or.jp/news/event/2011/05/event_20110524_01.shtml
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□ 編集後記
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最後までお読み頂きありがとうございます!!
すっかり昼間は暑くなってきましたね。
今夏は新しいクールビズのスタイルが出来上がりそうですが、スーツの代わり
に綿麻の浴衣などいかがでしょうか♪甚平も涼しくて良さそうです!
足下もサンダルなどが推奨されると個人的にはうれしいですね(^^)
そういえば、先週末にまっちゃ445勉強会に参加してきました!本業であるWeb
アプリ関連のところで、最近発売された
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理
と対策の実践」
の著者である徳丸さんが講師となっての勉強会です。この本、お勧めです。ど
こら辺がお勧めかは、下記アマゾンをご参照頂ければと♪
http://amzn.to/gj3AWC
また、サポートページも用意されているのが嬉しいですね。
http://www.hash-c.co.jp/wasbook/
サインも頂いちゃいました(^^)/
Webアプリの制作側のみならず、サービスを利用している人にも興味深い一冊
ではないかと思います。文量はなかなかですが、とても読みやすいです。
増刷もされ販売も再開されているので、ぜひこの連休中にでもいかがでしょう
か(*^_^*)
それでは皆様、次号も宜しくお願いいたします!!
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役に立ちたいと存じます。メルマガに関しまして、ご意見・ご要望等ございま
したら、ぜひお寄せください。
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