先日、近所の市民センター(家から徒歩二分)で認知症に関するセミナが開催される。と言うので、参加してきました。...と言うのも、某弊母に、微妙に、認知症の症状が出て来たタメです。
そこで、"
中核症状" と "
BPSD(行動・心理症状)"と言うモノがあると聞いたのですが、それを理解すると「なるほどなぁ。」と、昨今、
ICT界隈で「実しやか囁かれている」、
ICT介護についても考えてしまいました。
認知症と言うのは、脳の神経細胞が壊れることによって、直接起こる"
中核症状"が発生し、次いで、周囲の人との関わりの中で「暴言や暴力、興奮、抑うつ、不眠、昼夜逆転、幻覚、妄想、せん妄、徘徊」などを伴う"
BPSD(行動・心理症状)"が発生する。と言うメカニズムらしく、
「"認知症になると徘徊するようになる"と短絡的に考えがちですが、行動の背景にある"なぜ"を考えることが大事。」
という話です(ちなみに、某弊母は、まだ、介護もBPSDも無いですが、今後、認知の衰えによって、色々とイベントが起こり得ると思います)。
...で、タイトルにもあります、
私が思う"
ICT認知症"とは、
「外界の変化の速さについていけず、周辺の人との関わりの中で色々な事を起こしてしまう症状。」
だと思います。
このポイントは、
「本人の認知が低下していると言う事ではなく、外界の変化の速さについていけず、周囲との認知に差が出てきて発生する。」
と言う所だと思います。...何故なら、認知の意味は「外界を認識すること。」ですから。
...さて、私が、なぜ、唐突に"
ICT認知症"とか言い出したのか?という話ですが、実際に、"
ICT介護職"を自称するICT作業員さんと、なんとかtterで、FF(フォロー/フォロワー)関係にあり、ソコで、"
ICT介護職"というタームについて認識しており、今回、この"
中核症状" と "
BPSD(行動・心理症状)"の存在を知って、
「あれ?コレって決裁文書提出した時に、"ココまで技術が解らないんだ。"と、色々と説明する状況に似てねぇか?」
なんて思ったからです。
こう言う問題がなぜ起きるか?については、既に「
価値を創出するプロセスについて考える」シリーズで言及している通りです。この中で、特に、「メンバーシップ型雇用が時代に即さなくなってきた。」のが原因じゃないか?と考えています。
具体的には、世の中が複雑化したことによって、
- トップダウンでは、戦略→戦術が立たず、
- ボトムアップでは、意思疎通ができない。
と、二進も三進も行かなくなった感じでしょうか?。
(と言う事で、"
ICT介護"が必要になってきます)
上記は、このコンテキストに限定した問題点ですが、以下を見ても、昨今、メンバーシップ型雇用の問題が色々と噴出してきている気がしています。これについては、また別の機会に言及したいと思います。
以上、オチは特に無いですが、
「肉体は朽ちて行くので、肉体が朽ち果てるまでが"生"。脳も朽ちますが、"主義や拘り"位は死ぬタイミングまで持ち越せるとイイんじゃないかな?」
なんて思っています。