Open棟梁 (v02-30) からは、既存の非同期処理サービスが、
非同期処理サービス・リポジトリとして分割され、リポジトリとして新設されました。
<非同期処理サービスとは>
RDBMSをキューに使用した非同期処理を行うWindowsサービスです。タスクのトリガとなるレコードがDBキューに登録され、非同期処理サービスは、登録されたレコードをピックアップして、ワーカースレッド(タスク)にディスパッチします。非同期処理サービス自体がテンプレートとして提供されているので、必要に応じて(、レコードのピックアップ処理、多重度の制御、例外処理、リトライ処理など)、きめ細かなカスタマイズが可能です。詳しくは、下記ページをご参照ください。
<非同期処理サービスの実行方法>
動かし方は、以下ページに書かれた手順に従いますが、
以前に紹介したデモのセットアップ手順の続きに統合するように構築する場合、以下の点が異なります。
- AsynchronousProcessingService-01-00.zipを以下のように配置
- \root\programsを、C:\root\programsAPSに配置。
- \root\files\resource\AsynchronousProcessingServiceを、
C:\root\files\resource\AsynchronousProcessingServiceに配置。
- Powershellで以下のコマンドを使用し、ファイルのブロックを解除する。
>cd C:\root\programsAPS\
>ls . -r | unblock-file
ビルド用の*.batファイルをMSBuild v15のものに差し替えてからビルド。
C:\root\programs\CS\z_Common.batを、
C:\root\programsAPS\CS\z_Common.batに上書きする。サービス・インストールの際のパス指定に注意して、インストール。>InstallUtil.exe -i "C:\root\programsAPS\CS\Frameworks\Infrastructure\AsyncProcessingService\bin\Debug\AsyncProcessingService.exe"
※ InstallUtil.exeは「C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319」などにある。
上記の変更点に注意して、非同期処理サービス構築が完了したら、非同期処理タスクを投入して、非同期処理管理テーブルを確認して下さい。非同期処理の動作確認ができます。