最近、案件レベルのアーキテクトみたいな人、減ってきた感があります。...と言うのも、昔、案件に某かを導入しようとすると、無駄な技術論をふっかけてきて邪魔する人とか居たんですケド、ああ言う人が、最近、減ってきている気がしているので。
案件レベル・アーキテクト、年齢的には、40才を超えて来ていると思うんですよね。...と言うのも、なんとなく、私が持っている「案件レベル・アーキテクトみたいな人」の印象が、皆、私より、チョット年上って印象があるので。一方で、50代に入ってくると、退職(転職、若しくは、管理職に昇格)を始める人もチラホラ出て来ている気がします。
で、最近のウィナーテークオール感、こう言うショバ(所場)を守って来た人達が、様々な要因(敗因)で、第一線を退き始めた事に起因するのではないか?なんて思ったりしています。彼らの問題は、ショバ(所場)的なポジショニングで、成長の上限を自分で設けてしまった。と言う点だと思います。まぁ、コレは、メンバシップ型雇用の問題だったんだろうな。とは思います。
では、次世代の案件レベル・アーキテクトの状況はどうなっているのか?と言うと、案件レベル・アーキテクトみたいな(、悪く言うと)、暇な感じのスキルアップって、最近の技術の多様化と、リリースの高速化の中で、なかなか出来なくなって来ていると思います。故に、若い世代(印象的には、30代以前)にそう言う人って少ない気がします。若しくは、「上の世代に、そのポジションを埋められてて、違う技術を担当するポジションになった(フロントエンド系が多そう)。」とか言う話はありそうですケド。
もっと言うと、結局、前述のように、成長の上限を自分で設けてしまった、案件レベル・アーキテクトみたいな人達のスキル・レベルが、昨今の、ジョブ型雇用のスキル・レベルに適合していないので、若手から見て、魅力を感じ無い仕事になってきているのだと思います。
ただ、問題は、
「ジョブ型で、細分化され過ぎると、全体を見る人が居なくなってしまって、全体を見る人はメンバシップ的にやっていく必要がある雰囲気が出てきている点」
でしょうか?
ショバ(所場)的な概念を超越した、案件(組織)レベルに留まらない、アーキテクトが登場し、全体を見るような仕事もジョブ化して行けると良いかもしれませんね(と言うのがワリと私のと言うか、某弊部会の願望でもあったりします)。