オープンCOBOLソリューション部会です。
2023年9月29日に GnuCOBOL 3.1.2 OSSCons patch2 を公開しました。
■Githubリポジトリ
今回のpatch2では、PIC N項目などの日本語機能(SJIS)をopensource COBOLから取り込んでいます。
主な機能は以下の通りです。
・COBOLプログラムの節、段落、変数の名前に日本語(SJIS)が使用できます
・表意定数(SPACE、ZERO、QUATE)は、PIC N項目が対象の場合に2バイト文字(SJIS)で処理します
・PIC X項目からPIC N項目にデータを移送する際、1バイト文字を2バイト文字(SJIS)に変換します
・PIC N項目の部分参照は、2バイト文字(SJIS)で処理します
・STRING文、UNSTRING文、INSPECT文でPIC N項目が使えます
GnuCOBOLは、opensource COBOLと同じOpenCOBOLを元とするオープンソースのCOBOLです。
GnuCOBOLは、2023/7/28に約3年半ぶりとなる新バージョン3.2をリリースしました。
バージョン3.2では、多くのアップデートや新機能がリリースされています。
私たちのOSSCons patchは、今後はGnuCOBOL 3.2を対象に開発します。本日紹介した日本語機能などの公開済みパッチをGnuCOBOL3.2に適用し、2023年内でのリリースを予定しています。ご期待ください。