と言うのも、先日、
なんていう投稿が
あったタメです。
なお、共通基盤には、
- ITインフラを対象にしたモノ
- アプリケーション開発を対象にしたモノ
が、あると思いますが、上記のコンテキストでは、ITインフラ的な共通基盤に対して言及されているモノと思います。...で、何故、この(ITインフラ的な)「共通基盤」がAWSのエンジニアに狙い打たれているか?と言う話ですが、
...先ず、大手組織のペイライン的に、シェアのあるプロダクトでソフトウェア・スタックを組み、ソレをサーバ(例えば社内のHCI等)上に乗っけて、「コレが弊社の共通基盤だ!」などと言い張る必要が(、組織的には)、あるんだと思います。
もう少し直球を投げると、
「自出がサプライサイドの企業において、"プラットフォーム"と言うのは、組織防衛の目的の手段として使い易い。」
ンだろうな。と思います。
...が、それを継続してしまうと、組織的都合で、独自性(≒ リスク)のあることに取り組む社員が減って、そう言う独自性+価値のあるモノは外部調達(若しくは、将来的に企業買収)になって行く。
コレを対外的に見て、
「その下位スタック(≒ 共通基盤)って価値が無いよね?だから弊社のxxxを...。」
と言う提案に持って行きたいンじゃないか?
と思います。まぁ、
「固定費と対応するベネフィットの自己矛盾を続けていると、そういう付け入る隙を与えてしまうよ。」
と言う事ですよね。
コレ、歴史を紐解いてみると、伝統的日式大手企業(ジャパン・トラディショナル・ビッグ・カンパニー)では良くある事だと思います。特にプラットフォーム側は、こういう外圧にサクッと屈してしまうものなので、そうなるのも、そう遠い未来では無い様な気がしますね。
既に機が熟しているのかもしれません。
...と言う事で、このまま行くと、「共通基盤の提供者」と、序に「生産性10倍項目移送おじさん」は水と油ぐらい違うと思わせておいて、実は類友で、死ぬフェーズに差し掛かかるんじゃないか?などと思ったりしています。
何故かと言えば、
「コレ等は、下手すると誰でもできることなので、"誰でもできることで、物事を円満に収めてシャンシャン"みたいな感じでは、生産性が上がらないタメ。」
だと思います。
生産性を上げなければいけない理由は「
前々回」にも言及しましたが、以下の様な情報も出てきているので、このトレンドは、「日本国内の人口減少」と「新興国等を含め海外経済の成長」に伴い、右肩上がりに行くと思います。
<東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準>
じゃあ、どんな人達が「この先生きのこる」のか?と言う話ですが、
- インフラ方面では「IaC」的にスクリプトを書いて運用を回す人、
- アプリケーション開発方面では「IDE+テンプレート+パッケージ」
で、様々なアーキテクチャをサポートし、開発を効率化する人
等の、少数精鋭のラストマン達でしょうか?
(当然、時代が進めばコレも変わるケド)
「共通基盤の提供者」とラストマン達の違いは、
- ペイラインに乗せること自体が目的化した活動か?
- 自社サービスに本質的な付加価値を与えるための活動か?
で判断することが出来ると思います。
そして、後者に適合するプロダクトは、
- オープンで、ある程度、大きな粒度である
ことが前提として要求されると思います。
- クローズドでスニペットとなると、
これは、あまり意味が無いでしょう。
ちなみに、某弊部会で取り組んでいる開発基盤は、前述の「IDE+テンプレート+パッケージ」を標榜しており、内部でも「共通基盤」という言い方はしていません。採用と導入は任意です。決して強制することはありません。