小さな体制でOSSを開発していると、ステークホルダーの権限で
「ラインナップを揃える or 人員を動員する」系の他のプロジェクトがサクッと(でもないんだろうケド)立ち上がるのを横目で見ながら「なんだか強そうだなぁ。」と思う事も多いんですが、その後、時間を経ても、「あまり、楽にならないよなぁ(某弊ミッション的には、生産性は向上しないよなぁ)。」なんて、最近、思ったりすることが多い気がします。
面倒なので端的に言うと、
「投入しているリソースに比べると、結果が出てないんじゃないの?」なんて思ってます。これは、一体、何故なんでしょうか?
小一時間考えて(実際はもっと考えているケド)、ステークホルダー(ポストとも言う)が「ラインナップを揃える&人員を動員する」権限ダケになると、
- 差別化が難しくなるし、
- オープン化による多様化で、
ラインナップ増やしてるつもりが、
寧ろ出来ないことが増えている
からじゃないか?と思いました。
まぁ、昨今、殆ど、自社品じゃないオープン・システムですし、自社品でも、垂直統合なプロダクトだと、ちょっと想定外のライセンス費で横展開できてないケースが多いですから(実際、殆ど触ったコトが無い、まぁ、敢えてdisconになりそうなモノを触りたくはないのでイイんだケド。)、あんまりスタックしないんですよね。結果、薄氷の上を歩くような事業になって行っている気がします。
私の場合は、今まで、スクラッチ開発の生産性向上に取り組んでいたため、特に「㍋」ステップ級案件の引き合いもあり、そこで「バラバラの素描」をさせる訳にも行かず、引き続きこの路線も続けていきます。
...が、実際は、それ以下の規模の案件が多いので、以下の様な「造らない開発」系にも取り組んで行きたいと思っていて、
...先日、無事に、所謂一つのスタンプラリーにより、合議印 & 決裁印を3年ぶり?ぐらいにGETし、来年度の前半には、再びOSSの開示決裁を取得予定です。
...が、まぁ、なんか、あんまり細かいところは理解して頂いていないようなので、日式(の特に大手の)企業の、こういうトコロが、某社の退職騒動みたいなことの原因になるんじゃないか?なんて薄っすら思ったりする次第です。
前回、書いたように、ステークホルダーも、ある程度技術を理解していないと、ステークホルダーが、ステークホルダーとして機能しなかったりして、プロジェクト自体のクオリティが上がって行かないんですね。すると、当然、組織的プロジェクト・マネジメント(OPM)の結果も希薄になり
(そもそも、OPMってレベルの仕事をできている日式企業も、実は少ないんじゃないですかね?)、企業のゴーイング・コンサーンが難しくなっていきます。
なんで、もうチョット、ステークホルダー各位にテクノロジー系を理解して貰えると、事業の方も、もうチョットはイイ感じになるんじゃないか?などと思ったりしていますが、如何でしょうか?
次回[12/28予定]に続く。