既に方針の類は議論できていたため、去年に倣って、2019年度方針のスライドを、以下の様に作成しました。
スクラッチ開発(労働集約的事業)、自社開発(垂直統合型事業)、SIテンプレート事業は、今後、厳しくなることが予想されるため、内製品がゼロになるような将来を見据え、パッケージやSaaSを用いたインテグレーションを迅速に行うための「繋目」にフォーカスする。
部会トップページを更新しました。
<2018年度>
OSSコンソーシアム
余談:
昨今の施策は、スクラッチ開発の支援と言うテーマから大きくシフトをしているのですが、今迄、スクラッチ開発の開発支援を中心に活動してきた某弊、開発基盤部会なので、スクラッチ開発の今後の動向把握にも余念がありません。
丁度、先日の某会合で仕入れた情報では、「"集約の進んでいる(日本で3、4社ぐらいの)事業"では、パッケージではなくスクラッチ開発が残る。」と予想されていました。逆に、SIテンプレでも汎用基幹系は、特に、パッケージやSaaSの隆盛のため、死にそうな段階になりました。
従って、パッケージやSaaS自体の開発を除いた、スクラッチ開発のプレーヤーとして残るのは、
- 中小企業:
集約の進んでいる事業の事業システムを手掛けるケース
(シェアが取れないので、大手が参入しない。
また、当該事業向けのパッケージも開発されない。)
- 大手企業:
大手企業の事業システムを手掛けるケース
(スクラッチにベネフィットが見い出せる大手企業の案件や、
大規模なパッケージ導入に伴う、幾らかのアドオン開発など)
に絞られて行くモノと思われます。