今後の予定をメモしてみました。
振り返ってみると、既存品(エンタープライズ・システムの開発基盤)を土台に据え、昨今、必要とされるウワモノのマーケティング & プロモーションに注力するという芸風に変わってきた気がします。
ココから、本題になりますが、現在、Cloud & Mobileをベースとしたサービス開発に必須となる技術である
- OpenID系認証技術 (OAuth2.0, OpenID Connect, Financial API)
- Federated identityによる連携, FIDO2.0による生体認証
等の技術に対応するOSSとして下記URLの「汎用認証サイト」のv01-10を開発しています。
今後、これらの認証技術をエンタープライズ・システムだけでなく、
- Cloud分野
SaaSアプリとの認証。著名なSaaSアプリと連携できると尚良。 - Mobile分野
mBaaS、サーバーレス・アーキテクチャ、ハイブリッド・アプリ。 - Fintech分野
Financial API規格に準拠し、API Economyを加速する。 - IoT分野
Wio LinkやSAP HCP IoT Serviceなど、IoT分野でも使用されている。
などの分野に応用し、さらなる技術的な派生をさせていくため、上記の分野に対応するアーキテクチャのサンプル、テンプレートを開発し、OSSとして継続的に公開していくことを計画しています。
直近では、
- スマホのハイブリッド・アプリケーション開発ツールである、
Apache Cordovaと、 - クロスプラットフォーム版の.NETである、
.NET Standard、ASP.NET Core ( ASP.NET5 )を用い、
「汎用認証サイト」を連携させたテンプレートとmBaaSのサンプル開発を進めていく予定です。リポジトリ名称は、汎用モバイル・バックエンド(Multi-purpose mobile backend)を想定。
そして、最後になってしまいましたが、並行してソリューション化も検討しています。やはりエンタープライズ分野への導入となると、ユーザーサイドから「体制」が求められるので。
<Open棟梁 v2 ソリューション化検討資料>
当該ソリューションでは、例えば、下記のようなコンサルを実施して、その後の設計・実装までをワンストップで行います。
- IdPを新設して、オンプレ・アプリとSaaSアプリ間で連携する。
- 組織の認証基盤(LDAPなど)を使用し、様々なシステムのSSOを実現する。
- 既存システムやパッケージにOAuth 2.0 & Web API対応機能を追加する。
- モバイルなどのフロントエンドにアプリをセキュアに露出させる。
最も初歩的なOAuth 2.0 & Web API対応の例