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2021/05/28

Open棟梁、今後のエンハンス計画を書き出してみる回。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 前回は、V3部分の計画を書いてみましたので、今回は、ソレ以外の部分のエンハンス計画を書き出してみようと思います。...と言うのも、最近、色々とissueを書き出してみたら、「まだまだ、結構あるなぁ...。」と思ったので。

<新テンプレート追加>

 先ず、前部会で概要を紹介したCLIテンプレートですが、その実装をリポジトリに追加していく予定です。コレについては、次部会で紹介する予定です。

 あとは、Frontendテンプレートのラインナップに、以前説明した、Flutterテンプレートを追加していく予定です。コレは基本的にはスマホアプリ用のテンプレートなるので、PKCEでの認証も実装します。

<認証系の追加オプション>

 実は、上記のCLIテンプレートにも認証機能が実装されています。この認証機能は、コチラも、以前の部会で紹介した、汎用認証サイトに実装したOAuth 2.0 Device Flow(Device Authorization Grant)と、大分前に紹介した、Azure CLIの認証機能としても紹介したLoopback Interface Redirectionの2つの仕様に基づいて実装される予定です。

 また、上記のLoopback Interface Redirectionの実装をWindows Formsなどの3C/S形式のデスクトップ・アプリの認証方式としても実装してみようと思っています。現時点で、外部ログイン・オプションとして、ROPC(Resource Owner Password Credentials)で実装してある所を、コチラに置き換える予定です。

 そして、前述のFlutterテンプレートの部分でも言っていますが、開示できていなかったCIBAのADをFlutterで実装してみる予定です。

 ...と、コレで、V2も、大方、終わりかな?と思ったんですが、先日出席したOktaのセミナで、SAML認証の話が出てきていたので(、SAMLのクライアント・サーバー機能は実装済みなので)、OktaとSAML連携してみる。と言うのも、何処かでヤッてみようかなと思っています(あと、追加でAPI Gatewayプロダクトとの連携による機能検証を行って行く)。

<CLIツール開発>

 ...で、「折角、CLIテンプレートを開発したのだから、CLI系のツールも拡充させてみようかな。」と思ったりシています。

 と言うのも、丁度、開発フォルダで変更したファイルを、テンプレート・フォルダに配置するという作業があって、仕様で説明すると、任意のファイルを、任意のサブフォルダ以下の同名ファイルと置き換えると言うツールが必要だったのですが、ググっても同じ様な仕様のツールを発見できなかったので、サラッと、コレを自作してみました。

 このように、CLI形式だと、簡素なツールを造り易い(GUIにしてしまうと、使い易いインターフェイス仕様を考えるのに時間がかかるか、雑なインターフェイス仕様のツールしか作れないと言う問題がある)ので、治工具系のツール開発はいくらかヤッてみようと思っています。

<CallController関連>

 最近、CallControllerと言う3C/Sアーキテクチャを実現するクライアント側のモジュールに問題が見つかって、その後、Cookieサポートや、マルチ・スレッド・クライアントから使用するときの問題なども見つかったので、そのへんの改修に加え、対応ライブラリも追加していこうかと考えています。

 マルチ・スレッド・クライアント対応には、コネクション・プールを行うライブラリでも実装してみようかな?などと思っています(まぁ、そもそも、なんでHTTP Clientをこう言う仕様にしたのか?と言う話もあるんですが、コレは、昨今のアプリに要求される性能要件を満たすためなんじゃないですかね?なんて思ったりシています。)。

<IaCテンプレート・リポジトリの新設>

 共通基盤を殴る際に(、直近では、前々回に)、IaC、IaC言っていますが、弊Open棟梁のリポジトリにも、IaCテンプレート・リポジトリを作成していこうと思います。

 ...と言うのも、共通基盤だと出来ないこと多いので、直接クラウドを使って行くようなケースも増えていくでしょうから。しかし、それだと、お漏らししてしまうケースもボチボチあるのかな?なんて思っていまして、ソレを解決するために、IaCテンプレートってのも良いかな?と思ったりシています。

 まぁ、クラウドの機能の拡充やナレッジの蓄積が進んでいけば、こう言う問題も問題と認識されなくなっていく可能性はあると思いますが、それは、随分先の話になると思うので、まぁ、ヤッておいた方が良さそうだな。と言う感覚ですね。
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