前回「
ASP.NET CoreのLinux開発環境についての考察(WSL or Docker)」という内容で投稿を行いましたが、今回はOpen棟梁 @ ASP.NET CoreをDocker上で動作させることに成功しましたので、そのご報告です。
<参考>
「設定ファイル読込」と、「ホスト側のSQL Server Expressへのアクセス」にチョットだけハマりましたが、Visual Studio Tools for Docker -> Docker for Windowsというスタックにより、非常に簡単にDocker上へデプロイ、デバッグ、動作確認ができました。
「設定ファイル読込」については、旧Azure PaaS、Azure Web Appsでもそうだったように、Dockerでも、「埋め込まれたリソース」を使用しましたが、既定でカレント・ディレクトリにもデプロイされるようです(ただし、リンク・ファイルだとNG)。
また、「ホスト側のSQL Serverへのアクセス」については、(1) ホスト側へアクセスするためのIPアドレスは、10.0.75.1になることと、(2) Windows認証ではなく、SQL Server認証の接続文字列を使用すること、(3) SQL Server Expressの場合は、SQL Server 構成マネージャーやWindows ファイアウォールを設定すること。が必要になります。
なお、このようなユースケースに対して提供するライブラリ(NuGetパッケージなど)のPDBは「完全」ではなく「ポータブル」でないとデバッグ不可のもようです。ご注意下さい。
と言うことで、「
Cloud Foundry」・「
OpenShift」などの、Open Paasへの道も開けてきたように思います。取り急ぎ、ご報告まで。