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2013/04/25

COBOLコンパイラの新バージョンと新ツールをリリース!

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Press Release
2013年4月25日
OSSコンソーシアム

  オープンソースのCOBOLコンパイラ(opensource COBOL)の新バージョンと新ツールをリリース!
~「opensource COBOLを活用した基幹システムのOSS化」セミナーを開催!~

オープンソースを活用したビジネスを推進する団体であるOSSコンソーシアム(神奈川県川崎市 会長 サイバーコム 代表取締役社長 渡辺 剛喜)は、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のCOBOLコンパイラ「OpenCOBOL」を日本のビジネスシーンで利用できるようにカスタマイズしてきた『opensource COBOL』の新バージョン(V1.3J)を本日リリースします。
また、2013年5月下旬には、基幹システムを構築していくうえで必要となる開発支援ツールをリリースするとともに、それらの活用事例を紹介するセミナーを開催します。


●オープンCOBOLコンパイラの新バージョンと開発支援ツールのリリース
ビジネスロジックを構築しやすいCOBOL言語は、50年以上の歴史をもって、産業界の基幹システムで使用されています。企業が持っている多くのCOBOL資産には、長年蓄積された企業活動に必要な業務ノウハウが多く詰まっており、今も現役で利用されています。

一方、ミッションクリティカルな基幹システムにおいても、近年は運用コストの削減やベンダロックインの解消などを理由に、システム構築においてOSSを活用するのは一般的になってきております。

しかしながら、OSSのCOBOLについては、日本特有の機能が盛り込まれていないため、導入が進まない一つの要因になっていました。

OSSコンソーシアム オープンCOBOLソリューション部会では、「OpenCOBOL」を日本特有のビジネス環境に即したカスタマイズ、メンテナンスを実施するために『opensource COBOL』をリリースしてきました。今回は、業務ノウハウが蓄積されている既存のCOBOL資産を有効に活用できるように拡張した新バージョン(V1.3J)をリリースします。
これにより、基幹システムなどビジネスへの活用を積極的に促進していきたいと考えております。

今回のカスタマイズ内容は、主に以下の点となります。
・ユニコード(UTF-8)機能のサポート
・既存のCOBOL資産で使われている文や関数などのサポート
・(opensource COBOL V1.2Jからの)バグフィックス
※詳しくは、ダウンロードサイトをご覧ください。

ダウンロードURL:
 http://www.osscons.jp/osscobol/download/

今回新たに、基幹システムを構築していくうえで必要となる開発支援ツールを開発しました。第一弾として、COBOLの開発に必要なデバッガとOSSのRDBMSであるPostgreSQLとの連携を支援するツールを2013年5月下旬にリリースします。

名称:opensource COBOLデバッガ(デバッガツール)
内容:
 ・行レベルでのSTOP、RUN、STEP実行機能
 ・ターゲットリモートモニタリング機能
 ・COBOL項目名での変数内容モニタをサポート

名称:埋込みSQLプリコンパイラ(PostgreSQL連携ツール)
内容:
 ・COBOLの埋め込みSQL(EXEC SQL文)をプリコンパイルし、opensource COBOLコンパイラ用のCOBOLコードを生成
 ・OSSのRDBMS PostgreSQLとの連携をサポート
  DDLやDMLはもちろんカーソル操作も可能(libpqの"PQExec"で実行できるSQLすべて)


●セミナー開催のご案内
今回のリリースに伴い、5/24に「opensource COBOLを活用した基幹システムのOSS化」というタイトルでセミナーを開催します。ご多忙の事とは存じますが、万障お繰り合わせの上、是非、ご臨席賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
セミナーの詳細は、こちら(http://www.osscons.jp/joxnrov6j-29/#_29)のページをご覧ください。

今後も、オープンCOBOLソリューション部会では、OSSのCOBOLがビジネスでの適用を促進・普及していけるよう、積極的に活動してまいりたいと存じます。


■報道関係お問い合わせ先
OSSコンソーシアム 事務局 谷相
Mail:pr(at)osscons.jp
電話:044-272-9093 (株式会社マインド内)
URL:http://www.osscons.jp/

■技術的なお問い合わせ先
OSSコンソーシアム オープンCOBOLソリューション部会 稲垣
Mail: ws-opensource-cobol-contact(at)osscons.jp

※記載されているロゴ、会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
※OpenCOBOLは、日本医師会総合政策研究機構 ORCAプロジェクトで開発が始められ、その原作者は西田圭介氏です。(2013/05/07 追記)
10:55 | プレスリリース