■□━━━━━━━━━━━━━━━━□ http://osscons.jp/ 2015/7/10
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□ --- OSSコンソーシアム NEWS vol.068 ---
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こんにちは。
OSSコンソーシアム広報担当の谷相貴美です。
6/26に開催しましたOSSコンソーシアム第七回総会には、多くの皆様に参加いただけ本当にうれしく思います。
資料は、Webにて公開しております。メルマガ本文で詳細をご案内しておりますので、ご確認くださいませ。
また、ご好評いただきましたパネルディスカッション『OSSビジネスの難しさ・面白さ』の様子については動画でもご用意しております。
さらに、コーディネーターを務めた三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社の小林様より、当日の振り返りをコラムとしても寄稿頂きました。
公開している資料と合わせてお楽しみ頂ければと思います。
それでは、今回のお知らせとご報告です。よろしくお願いいたします。
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◇◇ CONTENTS ◇◇
★ OSSコンソーシアム第七回総会のご報告[資料や動画を公開しました]
★「オープンソース物語」第37回 執筆: 小林 敦 氏
OSSの目利きをめざして(第5回)~OSSビジネスの難しさ・面白さ~
★ 会員さまからのお知らせ
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□ OSSコンソーシアム第七回総会のご報告[資料や動画を公開しました]
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6/26に開催しました第七回総会、多くの皆さまにご参加頂き盛会にて終了致しました。ご参加頂いた皆さま、誠にありがとうございました。
セミナー詳細:
http://www.osscons.jp/jo12e63b0-18/#_18当日開催致しました講演資料につきましては、
下記URLよりダウンロード頂けます。
http://www.osscons.jp/joewdwfkk-18/#_18講演資料はもちろんのこと、当日の様子がご確認頂ける写真や、パネルディスカッションについては動画もご用意しております(*´▽`*)
(当日使用した資料を少し修正しているものもございます。)
ご参加頂けた方も、ご参加が難しかった皆様にもご覧いただければ幸いです。今後とも、OSSコンソーシアムをよろしくお願いいたします。
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□ 第37回 オープンソース物語、OSSの目利きをめざして(第5回)
□ 執筆:小林 敦 氏
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~OSSビジネスの難しさ・面白さ~
6月26日、当コンソーシアムの年次総会に続くセミナーにおいて、「OSSビジネスの難しさ・面白さ」と題したパネルディスカッションを開催しました。無料のOSSでビジネスをするとはどのようなことか、OSSに係わるビジネスの本質を探るという大胆な(?)試みで、当日は85名もの方にご参加頂けました。
これまでも、OSSのビジネスモデルを整理した書物はありましたが、今回のパネルディスカッションでは更に踏み込んで、「それで本当に儲かるのか?」「実は競合他社と消耗戦になってないか?」「その競争優位は持続できるのか?」など、提供者の視点で議論しました。OSSというと、皆の叡智を結集してより良いものを…といった話になりがちですが、提供者側ではそれら活動の原資を稼ぐ必要があります。ビジネスとして、儲ける仕組みやちょっとしたカラクリを織り込んでおくことも必要であり、それらを旨く表面化しようとしたのですが、モデレータとしてパネリストの皆さんへの突っ込みがちょっと厳しかったようで、申し訳ないことをしました。
さて、私なりの結論は、別途掲載されている当日資料の通りですが、それ以外にも議論の中には面白い話が幾つもありました。ここでは2つ挙げておきます。
1つ目は「市場の裾野を広げると、自社事業のターゲットも広がる。だから、まずは資産や情報をオープンにしてシンパを増やす」という考え方です。提供者側の各社がそれを理解して、会社を跨る協調や連携で市場を盛り上げ、顧客も巻き込もうとしている。これがOSS業界の基本原理と思いました。更に、オープンな世界で自社を中心にビジネスを回すべく、業界内でポジショニングの競争をしている。また、オープンな雰囲気が、各社を積極的に対話・行動させる土壌となっている。このようなOSS業界の営みが、リアルに伝わってきました。
2つ目は、開発者個人の思いを理解して、自社の戦略に組み込む経営の在り方です。開発者個人は、オープンな世界でコミュニティを立ち上げる喜び、そこに貢献することへの喜び、もしくは自分が開発したソフトウェアを世の中の多くの人に使って貰いたい等の思いで行動しており、それが開発者同士の協働となり、上述の会社を跨る協調や連携にも繋がっている。オープンな世界には、そこに携わる人々のモチベーションを自然に高める仕組みが作用している(この辺りはエリック・レイモンド著「伽藍とバザール」の11章にリアルに表現されています) ので、それを活かしながら、自社の事業としてカネに変えていくことが、経営者には求められます。場合によっては、OSSで収益を上げられるようになるまでの間、別の事業形態で会社を維持し、開発者の雇用を維持することも必要だったりします。経営者の方々は楽しそうに語っておられましたが、大変なご苦労と思いました。
私はといえば「最大の貢献者が最大の受益者になる」と信じて、今回のモデレータをお引き受けしたのですが、目の前の議論を噛み合わせながら、最後は自分が狙った結論に導き、しかも時間制限や話者のバランス等も考えねばならず、マルチタスク処理には苦労しました。今後も様々な形でOSS業界への貢献を心掛けて参りますが、モデレータ役は今回限りで引退としたいところです。
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◎ 小林 敦氏について
OSSコンソーシアム理事。三菱電機インフォメーションシステムズ勤務。ここでの発言や記述は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。
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□ 会員さまからのお知らせ
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□ 編集後記
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最後までお読み頂きありがとうございます!!
総会で設立を発表したデータベース部会について、すでに問い合わせをちらほら頂いております。
データベース領域でのOSSの更なる発展促進を図ることを目的とし、特定のプロダクトにとらわれず、第三者的な立場 で様々なデータベースの情報を収集、ユーザ・ ベンダにフィードバックする機会を提供することを活動方針としています。
8月頃に部会の設立セミナを予定しているとのことですので、詳細が決まりましたら皆様にもご案内させて頂きたいと思います(*^▽^*)
毎年、少しずつ部会が増えていき、現在9部会!!
当団体は部会活動がメインですので、今後も会員企業様には積極的に当団体を活用して、自社のOSSビジネスに繋げて頂ければ嬉しいです。
部会情報については、HPをご覧くださいませ。
http://www.osscons.jp/7/1に、HPをリニューアルし、部会の情報にアクセスしやすいようになっております!
それでは、次号もどうぞよろしくお願いいたします。(谷相)
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したら、ぜひお寄せください。
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皆様からのご意見、お待ちしております。
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