生産年齢人口減少時代に突入して、常識も変わりつつある気がしますので、
前回に続けて、その背景となっている最近のトレンドを書き出してみようと思います。
- 日式的トレンドの変遷
- 資材より → 人材が大事
- 人手は幾らでも居る。
→ 対価が払えないと人は集まらない。 - ワークより → ライフが大事
- 客(カスタマー & コンシューマ)より
→ 従業員(エンプロイー & サプライア)が大事 - プロフィットより → ベネフィット(ES / CS)が大事
- 非効率な事業の改善
- サービス残業で対応 → 違法
- 経営と営業の問題
- そもそもAgreementしてない
Service Level が OverSpec
- 24時間営業
→ たいして売れない時間帯に営業するとか非効率だな。 - 製造業(第二次産業)
工場リソースの有効活用- → 脱自前主義(工場 ≒ コストセンター)
- → マーケティングで真芯でとらえる必要性
昔は「生産財があるから稼働させろ、造ったら売れ。」でしたが、
そんなマーケティング0のヘロヘロ・フォームじゃ力が出ません。
- 世代間のギャップ
- 0から自分で考える。
→ 先ずは、ネットで参考情報を引いてから考える。 - 身近な人に相談する。
→ SNSのタイムラインを参考にしたり相談したり。 - 0から自分で造る。
→ 既存を活用する。 - 手作業は心がこもっている。
→ 手垢がつくから汚い。
若しくは、労働集約的で有り難くない。 - 会社(組織)より → 個人が大事
- 終身雇用 → 終身雇用の崩壊
- 年功序列 → 能力(実力)主義
- 同調圧力 → 個性が大切。
- 日式SI界隈のトレンドの変遷
- スクラッチ開発
- → SIテンプレのレベルはペイラインに乗らなくなってきた。
- → 先ずは、パッケージ導入を検討した方がイイ。
- 自社製品
団栗の背比べするならシェアのある他社品を担いだ方がイイ。 - オンプレ → クラウド(IaaS)
- 開発ツール → PaaS、FaaS
- スクラッチ、SIテンプレ → SaaS
- 労働集約型事業 → 知識集約型事業へ。
- 技術は要らない。 → 技術が必要。
- 項目移送おじさん → IoT, ビッグデータ, AI
こうやって、書き出してみると、日式は絶対的な規範が無いから、ポリシーも無く風見鶏のように、コロコロと意見(常識)を変えるんじゃないか?と思ったりします。「サービス残業で対応」も「みんなでやれば怖くない」的なんですよね。...で、法律が変わって「右向け右」になる。
上記のような「
小山の大将」が、今後、各個撃破となって、日陰の道を歩む。みたいなパターンに陥らないように、やはり、人間社会では「正しい行い。」みたいなことが必要なんでしょう(ちょっとマイルドな表現にしてみた)。