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2020/03/27

CIBA開発に見た。スタックは出来るがコラボが難しい件のディティール

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 以前、「スタックは楽、コラボレーションは難しい。」みたいなことをブログに書いたなぁ。...と思ってググりましたが見つからず、色々、調べると、Open棟梁 Wikiだったようです。

 ...と言うのを、以前から言っている、CIBA の FAPIプロファイルの実装を完了させて思いました。コレは、解り易く言うと、「OAuth / OIDC」と「スマホ」の エンジニアリングのコラボレーションです。

 「OAuth / OIDC」と「スマホ」、かなり関連の深い技術なんですが、多くのエンジニア、この辺にまで、リーチできていない気がします。この理由は、「OAuth / OIDC」と「スマホ」の2つの厚いスタックを、更にコラボレーションする必要があるためですね。


 (SIerでスマホ登場の初期にアサインされたスマホ・エンジニア、私が観測していた範囲で、"スマホで大規模SI"みたいな未来予測をしていたっぽく、これが上記にリーチしない根源となったんじゃないか?と。

 よくよく考えると、これまでの従来型のSIはモノリシックで、確かに、コラボレーションが必要となるシーンは、少なかったですね。しかし、昨今、新しく出てくる技術、ことごとく、このコラボレーションを実現する手段として利用されるモノが多い気がします(例えば、Container Orchestrationツールとか、PWAなど、その傾向が顕著な技術の一つかと思います)。

 ...で、同様に、"SPAで大規模SI"、コチラも同様に、未来予測としては間違っていた。と、私は思います。余談的に、最近、観測しているミスマッチは、エッスアイのユーザ・プログラムをマイクロサービス&クリーン・アーキテクチャで。みたいな話ですかね。)


 今回は、私が「OAuth / OIDC」と「スマホ」の2つのスタックを積んでおいて、スタックが比較的薄いスマホ側に、前回も登場した若手エンジニアをアサインしました。結果、上手くコラボレーションすることができました。

 このコラボレーション、弊部会が、2018年に「.NET 開発基盤部会 → 開発基盤部会」と名称を変更して、JavaScript、Node.js界隈にも進出したことで、この結果に結び付いたのだと思っています。

 最近、スタックに絞る場合を除いて、基本的に「染め手は悪手」だと思っています。...と云うのも、エコシステムの時代、コラボレーションの芽を摘むからですかね(そもそも、プラットフォーム / 言語 云々、言うのが駄目よね)。

 また(、特に影響力のある人達が)、自身のやっている事が(、組織的プロジェクト・マネジメント(OPM)のプログラムとして)、プログラムの一部であると認識できないことも悪手だと思います(自分の影響力に気が付いていない人も多いですが)。

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