前回、「
Open棟梁プロジェクトの起源について。」の
第3回の投稿を行いましたが、今回は、その第4回の投稿です。
今回はOSS化とOSS化以降の展開についてお話します。
- OSS化
- インド・オフショア
- スタートアップ試行
とサービス開発基盤 - 今後の展望
<OSS化>
端的に言って現状維持ではdisconの可能性の芽も出てきかねないため、プロジェクトのエクスパンドとゴーイング・コンサーンを、更に確実なモノにすることで、この芽を摘むために、早期にOSS化を行いました。
この際、名称を「棟梁」→「Open棟梁」に変更しています。「オープンソースだから、Open棟梁だよね。」という単純な理由でした。
OSS化の詳細については、以下で説明を行っています。結構なことをやっているハズですが、disconの芽も出てくるとは、労働集約的でアドホックなSI事業における「
生産性向上 設備投資」の難しさを感じます。
<インド・オフショア>
2014年初頭から2016年中頃まで、インド・オフショア開発を行い、機能強化を図って行きました。これにより、国際化対応など、手数の必要な部分についての機能強化が行われました。
しかし、インド = 技術力というイメージもあるのですが、実際のトコロ、管理工数に多大な工数をかけてしまい「
外注では、新機能の提案・実装などは難しいのだな。」と思いました。
<スタートアップ試行とサービス開発基盤>
2016年度から、スタートアップ試行を行い、スタートアップ自体は頓挫したものの、新しく、サービス開発基盤というコンセプトでプロダクトをリリースすることが出来ました。
ここからは、「
保守・改修、パッケージやサービスなどの案件もターゲットに含められるよう」、スクラッチ開発の基盤となるフレームワークという形体ダケではなく、「
汎用認証サイト」や「
汎用モバイル・バックエンド」(予定)などのコンポーネント提供の形体を取ることとしました。
また、「
サポート範囲も開発言語の枠内に留め無いよう」に、
JSONや、
OAuth2 / OpenID Connect / Financial-API / FIDO2など、オープンなプロトコルを採用し、また、クロスプラットフォームな「
SPA」や「
スマホ向けHybridアプリ」や、
.NET Standard / .NET Core / ASP.NET Coreなどの技術をメイン・ストリームに据えていく予定です。
<今後の展望>
そして、今後は、プロジェクトのエクスパンドとゴーイング・コンサーンを、更に確実なモノにすべく、ソリューション化を検討しています。これについては、説明済みなので、
コチラをご参照下さい。
以上で、全4回の投稿に渡った「
Open棟梁プロジェクトの起源について。」はおしまいです。また、ネタが上がったら投稿しますので、ご期待下さい。
次回は、提案資料として作成した「
さまざまな開発標準とのフィッティング案」をベースにした投稿を行う予定です。