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2012/03/28

OSSコンソーシアム NEWS vol.034

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■□━━━━━━━━━━━━━━━━□ http://osscons.jp/ 2012/3/28

□     --- OSSコンソーシアム NEWS vol.034 ---

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おはようございます!
OSSコンソーシアム広報担当の谷相貴美です(*^_^*)

すっかり春らしくなってきましたね。
そろそろ、お花見のお話も出始めているのではないでしょうか?

そんなお花見のベストスポットでもある千鳥ヶ淵緑道や靖国神社すぐ近くで
4/26、『WordPress 3.x (速習デザイン)』を出版されたばかりの星野様をお招
きし、WordPressについて徹底検証していきます!(無料です)

『OSSだからこそ構築できる、ニーズにあったCMS』と題してCMS部会の堀越さ
まよりコラムも寄稿頂いておりますので、そちらもご一読くださいませ(^^)/

また、『OSS開発者の市場動向と人財育成について日本と海外の比較』
と題した連載コラムが今号より始まります!

全6回の予定でOSS開発者の市場動向と人財育成について日本と海外の比較、日
本のあるべき姿をPHP技術者認定機構の吉政さまの視点で書いて頂きます♪
どうぞお楽しみに(^^)

それでは、今回のお知らせとご報告です。よろしくお願いいたします。
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http://twitter.com/osscons セミナや部会、OSS関連の最新情報をお届け♪
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◇◇ CONTENTS ◇◇
★ 4/26、CMSを徹底比較するためのセミナー形式の勉強会、CMSインサイド
★「オープンソース物語」、OSSだからこそ構築できる、ニーズにあったCMS 
★ 連載コラム『OSS開発者の市場動向と人財育成について日本と海外の比較』
★ 会員さまからのお知らせ
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□ CMSを徹底比較するためのセミナー形式の勉強会、CMSインサイド
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オープンソースCMSを徹底比較するためのセミナー形式の勉強会、
CMSインサイドが始まりました。

日本でのCMSの健全な普及のため、オープンソースを中心に各CMSが持つ機能を
徹底検証していきます。
おもいっきり質問ができて、深く理解する場を目指しています。

第1回「CMSインサイド」は4/26(木) 16:00~18:00の開催です。

紹介されるCMSは「WordPress」。
株式会社コミュニティコム 代表取締役 星野邦敏様にご紹介いただきます。

開催日時:4/26(木) 16:00~18:00(開場 15:30)
会場:東京都千代田区九段南2-1-30 イタリア文化会館ビル10階
主催:OSSコンソーシアムCMS部会
定員:30名
参加費:無料
参加申込みURL:http://atnd.org/events/26898
問合せ先:キャッチボール21( TEL:03-3237-1367)
担当:堀越(holy@cb21.co.jp)※@を半角にしてください。

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□ 第12回 オープンソース物語、
□            OSSだからこそ構築できる、ニーズにあったCMS
□ 執筆:株式会社キャッチボール21 堀越正男 氏
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「OSSだからこそ構築できる、ニーズにあったCMS」

最初にCMS(コンテンツマネジメントシステム)に触ったのは、98年頃だった
と思う。
"コミュニケーション"、"インターラクティブ"という当社グループでのコアバ
リューから考えても、「これからのWEBサイトはこれだ」と感じたのを覚えて
いる。ぜひこのシスエムをビジネスのメインに据えたいと思ったが、すぐ諦め
た。

DBはオラクルが必要だったからだ。

その当時、ほとんどの企業が持っていたWEBサイトのイメージといえば、せい
ぜい「電子紙芝居」程度。オラクルが使えるような金額の仕事ではなかった。

サイト制作を委託されて最初の打ち合わせでは、決まりごとのように、「これ
で作ってください」と会社案内の印刷物を手渡された…といえば当時の企業の
WEBサイトへの姿勢がわかるだろう。
WEBサイトは流行りだから、乗り遅れないために持っていなければならない程
度の必要悪的な位置づけだったのだ。
金額も予想がつくと思う。

その後数年してある国産CMSに出会った。DBにはMySQLを使っているという。
LAMP環境で構築できるのならばと思い使い始めたが、機能は我々が求めるもの
とは程遠く、それをベースに独自のCMSを開発してしまった。

なかなかのできだと自画自賛できる仕上がりだった。

しかし、OSSをもとに自社開発したために自由度が高すぎるという欠点を持っ
ていた。顧客のどんなカスタマイズ要求にも答えられてしまうのだ。
その結果、ほぼ導入数に等しいマイナーバージョンができてしまった。せっか
くOSSをベースにしているにもかかわらずだ。

そんな悩みを内包しつつも、次期および次々期バージョンの構想を練っていた
時に出会ってしまったCMSがあった。
「なあ~んだ、これからやろうと思っていた機能が全部もう実現されてしまっ
ているじゃないか。しかもFreeBSDで改造も販売も自由だなんて…」

それが「NetCommons(ネットコモンズ)」だった。
しかも国家予算!で作られていて、定期的なサポートが提供される。だからコ
アはいじらず、機能追加はモジュール作成で対応しておけば、バージョンアッ
プも担保される。
しかも工期も予算も大幅にカットできるのだ。

結果、NetCommonsを中心としたOSSのCMSを積極的に扱うことに方向転換をした。
調べてみると、世界中にすぐれたOSSのCMSが幾つもある事がわかった。それぞ
れが特徴を持っている。

デザイン中心の静的なHTMLによるWEBページも、スクラッチで開発せざを得な
いような極めて特殊なWEBシステムも手がけているが、いまだにビジネスの中
心はOSSのCMSだ。

現在ではNetCommonsにこだわらず、10種類近くのCMSを手がけている。
ただし、基本的にOSSである事にこだわっている。ブラックボックスのないOSS
であればどのような要求にも的確に答えられるからだ。

一概にCMSといっても、目指しているものが異なり、それぞれが特徴を持って
いる。ユーザがCMSに求めているものもそれぞれだ。
"コミュニケーション"のWEB企業キャッチボール21としては、いただいた案件
毎に最適なCMSを選択して、最適なチューンをしてご提案する努力をしている。

◎ 株式会社キャッチボール21 堀越正男(ほりこし まさお)氏について
1996年、10年の海外中心の生活から帰国したときに、ちょうど設立されたキャ
ッチボール21に参加。
営業からディレクション(時々制作も)、納品後のサポートまでを通して担当
している。

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□ 連載コラム 第一回
□   『OSS開発者の市場動向と人財育成について日本と海外の比較』
□ 執筆:PHP技術者認定機構 吉政 忠志 氏
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米国の案件数比較(PHP/java/C/C#)

改めまして。PHP技術者認定機構の吉政でございます。実はこのメルマガで執
筆するのは久しぶりになります。その昔、OSSコンソーシアムの運営側に参加
していたことがあり、その際にコラムを書いたり、セミナーで司会していたり
しました。現在は、仲間と立ち上げたPHP技術者認定試験を運営するPHP技術者
認定機構をオライリージャパン社とニフティ社の特別協賛を頂き、運営してい
ます。このコラムでは全6回の予定でOSS開発者の市場動向と人財育成について
日本と海外の比較、日本のあるべき姿を自分なりの意見で書きたいと考えてい
ます。第一回目は「米国の案件数比較(PHP/java/C/C#)」という内容で書き
ます。みなさん、どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、今回の「米国の案件数比較(PHP/java/C/C#)」についてグラフが公開
されていますので、ご紹介します。
※INDEED(米国)案件数比較グラフ
http://www.indeed.com/jobtrends?q=PHP%2CJava%2CC%2CC%23&l=&relative=1

このグラフは2005年を基準値とし、全米の求人案件数の伸び率を記載している
ものです。PHPとjavaとCとC#の伸び率を比較した場合、PHPがダントツで350%
の伸びを示しているのに対して、他の言語は20-30%程度にとどまっています。
PHP自体は新しい言語ではなく、日本でも人気が安定している言語です。特に
急激に上昇したわけではないのですが、安定的にまっすぐ正比例的に上昇して
います。実はPHPだけではなく、RubyなどLL(LightLaunguage)と呼ばれる分
野は全般的に伸びています。このことから、長期的な視点に立つとより短納期
で対応ができるLLの求人数が増えていると私は推測しています。実際に日本で
仕事をしていても、顧客のニーズに柔軟かつ迅速に対応しなければいけないWe
b系のシステムはLLが採用されることが多く、その案件数は肌感覚でも伸びて
います。特に最も日本で普及しているLLであるPHPの人気が安定しています。
事実、PHPを習得している技術者は就職にあまり困らないですし、ビジネス的
にも「技術者を確保すること=売り上げ増加」という図式が成り立っています。
一方で、LL系言語はその特性上、基本的な知識やノウハウに欠如したプログラ
マーも混在してしまっているのも事実です。現在の課題はまさにこれだと思い
ます。当機構としてはこの課題を解決するべく、PHPを体系だてて再確認する
ことをお勧めしています。すべてのPHPエンジニアにPHPの全体を体系だてて理
解してほしいと考えています。さて、今回はこの辺で失礼します。次回は「体
系だてた学習方法とその必要性」について書きたいと思います。

◎ 吉政 忠志(PHP技術者認定機構)氏について
PHP技術者認定試験を同機構の理事長として推進する一方で、国産言語である
Rubyビジネスに憧れ、Rubyの普及に少しでも役立ちたいと考え、Ruby技術者認
定試験とRails技術者認定試験も積極的に推進しています。

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□ 会員さまからのお知らせ
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◎3/30(金)、第1回Webマーケティング・リレーセミナー
http://www.cb21.co.jp/seminar_events/relayseminar/1/

◎4/5(木) 第2回 OpenSSO&OpenAMコンソーシアムセミナー開催
~OpenAMの最新情報と最新導入事例のご紹介~
東京:http://www.openam.jp/event/event08.html

◎MS OfficeからOpenOffice.org/LibreOfficeへの移行手引きセミナー 
名古屋:4月 6日 https://www.ashisuto.jp/seminar/?id=6901
東京 :4月17日 https://www.ashisuto.jp/seminar/?id=6635

◎4/17、OSSのWeb勤怠ソフト、「MosP」無料でここまで出来るの?徹底解説!
http://www.mosp.jp/seminar/seminar20120417.html

その他、Webにて掲載中 http://www.osscons.jp/modules/member_ad/
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□ 編集後記
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最後までお読み頂きありがとうございます!!

先週末に、世田谷にある羽根木公園に行ったのですが、梅が満開で見頃を迎え
ておりました♪いつも開催されている梅祭りは、満開を迎える前に終了してし
まったとか(^^;)

都内では桜の開花も遅れているようなので、都内各所で開催されているさくら
祭りも同じような状況になってしまいそうですね(>_<)
花より団子の方にはあまり関係がないのかもしれませんが(笑)

かくいう私も4月初旬にお花見を予定しているのですが、暖かい日が続いてい
るので、桜は咲いていなくても気持ち良くお花見が出来そうです(^^)/

年度末でお忙しいかと思いますが、皆さま今週いっぱい頑張りましょう!

それでは、次号も宜しくお願いいたします(^o^)
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編集長:OSSコンソーシアム 事務局 谷相 貴美
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