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2018/08/16

PMP視点で見る開発基盤開発プロジェクトのマネジメントについて。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 現在、「PMP勉強中」と言う事もあり、弊プロジェクトのマネジメント・プロセスについて説明してみたいと思います。良いプロダクトを生むには、技術力に加え、良いマネジメント・プロセスが必要になると思います。

 弊プロジェクトは、事業ポートフォリオの一環として、開発基盤の「マーケティング / 設計・開発、サポート / プロモーション」の各プロジェクトから構成されるプログラムを遂行しており、

 各プロジェクトのアクティビティは、其々「実地からのニーズ取得と、コミュニティ活動による信頼とエコシステムの形成」/「プログラミングと、実地への導入サポート」/「実地やインターネットを使用したサポートや説明」のプロジェクトから構成され、これらを統合するプログラムに対するプログラム・マネジメントが必要になります。


 今までは、ほとんどのアクティビティが、「システム開発プロジェクトの支援」と言う「実地」にしかなかったのですが、OSS化したことによって、マーケティング & プロモーションが可能になり、OSS化後、既に4年が経過していますが、最近、ようやく、この重要性にも気が付いて、コミュニティやインターネット上での活動の機会を増やすようにしています。


 また、実際に、マーケティング & プロモーションとしてどんなことをやっているか?という話ですが、

 プロモーションとしては、


 のようなことを、

 マーケティングとしては、


 のようなことをやっています。

 また、マーケティング & プロモーションを始めたことにより、プロジェクト・ライフサイクルは、更に、適応型ライフサイクル(アジャイル手法)と親和性が高くなったかと考えます。

 そのため、マネジメント・プロセスの知識エリアとしては、「統合、範囲、品質、リスク、ステークホルダー」の知識エリアの重要性が高く、マネジメント・プロセス群としては、「計画フェーズと監視・変更フェーズ」のマネジメント・プロセスの重要性が高くなっています。

 また、新規の決裁が必要になるような場合は、「立ち上げフェーズ」のマネジメント・プロセスが重要になります。


 適応型ライフサイクル(アジャイル手法)は、具体的に、どのように役に立っているか?と言う事ですが、これも教科書通りの気がしますが、現状の「品質、コスト、タイム、スコープ」で、実装可能な、最も優先度の高い機能をJITで実装でき、マーケティング活動の結果を迅速にプロダクトに反映可能という点でしょうか。


 また、特筆すべきは、「監視・コントロールのプロセス群で、スコープ、スケジュールの変更が多発した方が、結果として品質が向上する。」という点でしょうか。

 これは、一見すると、奇妙な結果に見えるかもしれませんが、これらの結果は、マーケティングでのニーズ取得のパフォーマンスが高いことを意味しているのだと個人的には考えています。

 これにより、優れた仕様がタイムリーに取り込まれ、所謂、「当たり前品質」ではない、「魅力品質」が向上することになります。
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