以前、インフラ系はサプライサイドだよ。みたいな投稿をシたことが在るんですよね。その時のモチベーションは、何故インフラ技術は生産技術で取り扱われないか?みたいな事を考えて、コレを書いていたんですが、昨今、このサプライサイドのインフラ系が、デマンドサイドにシフトしていく動きがあるなぁ。ということを感じています。
...と言うのも、
- DX系のインフラも(、始めはDockerなどを使用して評価しようと考えていましたが、クラスタリング等が難しいので、もう)、クラウドでイイかな?と言う意思決定を、丁度、前回、下させて頂いたのと、
- ココの所、私、"共通基盤"の問題を指摘してきましたが、丁度、先日、以下のような情報が出てきたというので(このブログの執筆時期は、9/10でした)。
この資料、私にとってはチョット解り難いンですが、書いている方がAWSの中の人なので、端的に「共通基盤なんて作ってねーで、AWS使えよ。」って事なんだと思いますが、
私なりに端的に言うと、
「インフラ系はサプライサイドのメーカー・マターでアカウントとして刺さってたので、メーカーのハード&ミドルが無くなったら、もう、サプライサイドではなく、デマンドサイドに寄るしかないんじゃないの?」
って事ですかね。
その中で、「自社"共通基盤"みたいなのは要らんよなぁ。」と。思ったりする訳ですね(構築ソリューションの方が、構築自体に競争力があるかドウか?という意味で、まだ解る。運用自体の競争力と言うとプラットフォーム単体で勝つ必要があるが、あまり現実的では無い。)。
ちなみに(、プラットフォームの「共通基盤」ではなく)、ソフトウェア開発の「開発基盤」は、必須とは言いませんが、「素描では難しい規模」になってくれば必要だと思います。...と言うのも、ソフトウェア開発の「開発基盤」は、プラットフォームの「共通基盤」と違って、あまり、汎用的ではありません(開発基盤は、より、ドメインに特化している。と言う事です)。
そう考えると、プラットフォームの「共通基盤」も、ドメイン特化して行ったケースには必要とされるようになるのか?とは思います(もう少し、極端な表現をすると、アプリ書く時に、C言語ではなく、.NETとかJavaを選定するには、ちゃんとした理由があるよね?と言う話と同じで、当該プラットフォームの"差別化された独自性"がSTP的にハマっていれば採用され得る)。
...が、そう言う理解だと、どちらかと言うと、Software-Definedと言われている昨今、共通基盤の機能も、インフラ・レイヤではなく、アプリケーション・レイヤ ≒ IoC や 開発基盤サイドに行く気がします(→ 「
次世代"項目移送おじさん"としての"配管工おじさん"爆誕の予感」)。あと、もともと、インフラ系はシェアが取れる。という生温い理屈でヤッてる場合、ドメイン特化は受け入れられないんじゃないでしょうか?なんて思いますが。
まぁ、そんなこんなで、従来型のインフラ系は、まだまだ、オンプレで残るとは思いますが、全体としては、シュリンクしていくと思います(紙媒体系の事業がシュリンクするのと同じで、復活しない斜陽の状態と思います)。そして、新型のデマンドサイドに寄ったインフラ系は、生産技術でも取り扱われるようになる時代が来るんじゃないか?と思っています。