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2019/11/08

「技術の消費者」(テクノロジー・コンシューマー)の話

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 最近、某所で、

 「"技術の消費者"(テクノロジー・コンシューマー)って実際の課題が見えてないから迷子になって最後は袋小路なんですよね。そこで思わず、出口を求めて"サンフランシスコがー"とか言っちゃう。

 なんていう話をしたんですが、

 要するに、

 「技術カットだけが自身のアイデンティティの人、"技術の消費者"(テクノロジー・コンシューマー)になって、目の前の課題から離れていってしまうよね。

 みたいな話です。

 実際、某クラスタ(ぶっちゃけてしまうと、.NET界隈)の業務系のエンジニアが、目の前の課題解決そっちのけで、

「WPF/Silverlight」
「MVC!SPA!」
「Entity Framework!Rx!」

 みたいに与えられた最新技術を絶えず追う。的な感じになってた時代が過去にありました。

 (2008 - 2015年辺りまでですかね?...別件で、JavaScript屋が、RxJSの評価を始めそうになったのを目撃したこともあります)。

 確かに、そのクラスタで閉じてしまうと、あの時代は、それ位しかやること無かったですね。

 (ある意味、閉塞感がありました。あーわなりたくなかった、トレンド追わず、目の前の課題に対応するために、独自性のある事やってて、本当に良かったな。と思ったりします。)

 しかし、最近は、開発元のM某社がOSSのエコシステムにJOINしたことで、何とか、その状況(閉塞感)も打開されつつあるように思います。

 (とは言え、まだ、その界隈に閉じこもってしまっているエンジニア達は、一昔前の閉塞状態を維持していると思いますが)。



 ...と言う事で、そろそろ落とさなくてはイケナイのですが、上記の何れの話も、目の前の課題にフォーカスしない、「技術の消費者」(テクノロジー・コンシューマー)の行く末なんだと思います。

 「奴らはラーメンを食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ!」の技術版。更に言うと「食ってる」と言っても「消費してる」って意味で。

 ...インプットするダケじゃなくて、アウトプットもして、プロバイダー(テクノロジ / ソリューション / サービス・プロバイダーとか、そんな感じのモノに)になれるならイイんですが。

 しかし、最近のテクノロジー関連の情報発信もプロモーション化、エンターテイメント化してるような気がしますよね?裾野が広がる可能性があると言う事で、全面的に悪いってことでは無いんですケド、そうやって発信された「技術(情報)の消費者」(テクノロジー・コンシューマー)になると、あなた自身にオーナーシップが無いため、周囲に結構な迷惑かけることになります。気を付けましょう(と言うのが今回のオチです)。
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