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2020/06/10

数年間OSSコミュニティ活動して改めて思う、開発基盤のOSS化が必要な理由

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 前回前々回の内容に関連し、「数年間OSSコミュニティ活動して改めて解った、開発基盤のOSS化が必要な理由」を書き出しておきます。「イチイチ開示決裁で説明とかダルい。」と言う人も " 少しは居る " と思うので、そう言う、気概のある人に是非、使って頂ければ。と思います。

  • ライセンス条項がよく解らない。
    • 自由に使えない。
    • 例えば「保守の範囲で利用可。」とか言われる。
    • そう言う事で、まず、採用されない。

  • クロースドではユーザの眉間に皺が寄る。
    • ソースが公開されていないものとか怖くて使えない。
    • 本気でやっていないのでユーザ的に引く。
      世間からの評価が無いモノは改善されない。
      • 使い難い UI や API 等のインターフェイス。
      • 十分なドキュメントが無く、プロジェクトを開始できない。

  • 大手企業の貢献の問題
    • 決裁が必要で、足が遅い。
      • 下位スタックはどんどんアップデートされるが、
      • 当該スタックはアップデートされず、どんどん陳腐化する。
    • 組織改編によるEOL
      • オーナー不在でEOLになる。
      • 予算方針が変わり予算が付かなくなってEOLになる。
    • 動機が不純なケース
      良いものを作る ≒ 評価になってない。
      • そもそも、予算認可が目的のプロジェクト
      • クリアし易いKPIを設定可能なプロジェクト
      • フィーを取るのが目的化した無価値レイヤの開発プロジェクト
        本人は至って真面目だが、結果こうなってしまったケースもある。

 こう言う事で、結果、みんな「素描」をしてしまい、自身のエンジニアリングをエンジニアリング未満のモノにしてしまうンだと思います。
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