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2019/09/20

過剰模倣による安心社会の創出と言う文化的(集合知的)進化みたいな。

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 今日の酒の肴は以下。


 コレを見て、


 なんて言ってる人もいて、

 大企業病と言うと改善できる病気
 であるように聞こえますが、

 「人間が難産である話と同じで、
改善できる話じゃないんだね。

 みたいなことを思ったりしました。

 技術も牛歩っぽいトコロがありますが、着実に進んでいる面もあるっちゃあると思う一方で、「その起源を1980年初頭の日式に持つ。」と言われている(日式的)エッスアイの事業スキームとマネジメントって、フェーズゲートなどの「文化的(集合知的)進化」はある気がするんですが(、ある側面において、特にナレッジ・マネジメント的な側面で)、ホボ進化してない気がするんですよね。

 まぁ、技術が牛歩だとしても、スキームとマネジメント(に求められているモノ)は、進歩ではなく(単なる)トランスフォーメーションなのかも知れません。



 ...で、前述の、「人類の過剰模倣」をベースに、安心社会と言う文化を創出した日式では、スキームとマネジメントのトランスフォーメーションも起き難いのかも知れません。しかし、以前にも書きましたが、昨今、社会の変化によって、この安心社会的な機構が上手く機能しなくなって、信頼社会へのシフトが必要になって来ている。と言う状況だと思います。

 さて、そう言う中で、 エッスアイの受託、スクラッチ開発の様な事業が、今後、どんな風に変わっていくのだろうか?という話をしてみようと思いますが、基本的には、以下の2本だと思います。

  • 商材を担ぐ系にシフトしていくと思います。自社パッケージの多くは、SIテンプレートなので、コレが伸びる可能性は低いと思います。受託も、担ぐ系も、差別化要素は少なく、ペイラインに乗せるの一点が意思決定の根幹になるので、競争激化によって再び転換点を迎えることになるように思います。

  • スクラッチ開発については、案件(サービス)の単価が高いスクラッチ、中位のスクラッチ、低いEUC。の3つのセグメンテーション枠があり、安い案件は、EUCツール系での生産性向上が図られる可能性がありますが、最終的には造るという行為は単価の高い案件ダケになると思います。

 ...となると、以下のような芸風(スキームとマネジメント)は追加でインストールされそうで、これは、進歩と言えるかもしれません。

  • 商社的芸風
    • マーケッター
    • オーガナイザー
      ≒ プログラム・マネージャー
  • ITストラテジスト的芸風
  • ITサービス・マネジャー的芸風

 まぁ、何でもそうですが(、某弊の自出が生産技術界隈であると言う事もあり)、色々と生産性は上げて行かないといけません。特に、社会全体で見たらそうだと思います(企業、事業、セクションのポジショニングで生産性なんて上げなくてエエと言う人も居たりしますが、それは、単なるポジショントークだと思います)。と言うのも、

  • 老朽インフラ、日本の岐路 台風で停電、
    復旧あと2週間(写真=共同): 日本経済新聞
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49820850T10C19A9MM8000/

 など、老朽化した社会インフラの維持・保守などが、昨今、問題視されているのはご存知の通りかと思いますが、ICT分野でも「ITシステム"2025年の崖"」なるモノがまことしやかにささやかれていたりしますので。
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