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2019/03/22

SPAに対する2つの見解。と言うかハマるところにハメれば良い。みたいな話

Tweet ThisSend to Facebook | by nishino
 最近、フロントエンド界の某インフルエンサー様による、以下の様な投稿がありました。

 「SPA 技術は"すべてのウェブ開発におけるベストプラクティス"になってきたと感じる。

 しかし、某弊界隈では、時を同じくして、
 以下の様なやり取りがあったりしました。

 「SPAは、似たようなのやった感じですけど、僕らがやってる業務システム向けじゃない感じですね。コーディング量が増えるし、設計する時考慮することも増えるし。
 
 ココでの "似たようなの" と言うのは、私が提案しているReactに対応したAngularを指しているものと思われます。

 このように、賛否両論、意見が割れるケースは往々にしてあり、このようなケースへの私の意見は、↓の辺りに書いてあるとおりで、


 「SPAはSPAが求められるシーンで使おう。」という話だと思います。

 確かにSPAは、「業務系に対しては、色々な意味で適合し辛い点がある」気がします。また、前述の mizchi's blog の、

 「非エンジニアのスタートアップ事業者や新規事業者にとって興味があるのは、UI と概念のモデリングとそこから生まれる体験であって、...、UI に興味が集中する。なので、競合に勝つための体験、"SPA"に興味が集中するのは、当然のような気もする。

 にも(業務系は特に)適合しないです。

 例えば、エントリ系では、
  1. ひたすらテンキーの連打ということもありますし、
  2. 膨大な入力項目の関連チェック結果を画面上で俯瞰したい
 というケースもあると思います。
 が、こういうケースにWebやSPAは適合しません。

 ...また、このフロントエンド界隈話、バラしてみると、以下の2つの問題を含んでいるんだなぁ。ということが解ります。


 と言う事で、皆が皆、「B2Cサービスの必勝請負人」と言う事でも無いと思うので、自分が求められている業務要件(≒問題領域、ドメイン)に対して、どう言うニーズがあって、何が適合するか?を、よく考えた上で仕事に取り組むと良い結果に繋がるんじゃないか?と思ったりしました。
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