前回の「
ユーザ様 向けに提案型営業をしていて思ったこと。」の続きで、開発基盤がデータアクセス系のフレームワークを持っている場合、導入の際には、その性能が気になるトコロです。
なので、今回は、性能測定を実施し、性能情報を作成して、以下にアップしておきました(この度、GitHub Gistを使用し始めてみました)。
<参考>
ざっくり要約すると、
- オンライン処理は、使用する動的SQLはXMLタグ数が想定した値を超えると性能劣化することがあります。
- また、バッチ処理では、(Oracleから提供されているODP.NETデータプロバイダのようなフェッチや配列バインドの機能がサポートされていない場合、)オンライン処理と異なるデータ・アクセス・パターンで実装を行う必要があります。具体的には、SQLUtilityというバッチクエリ作成支援ライブラリを使用するか、ストアドの呼び出しを行うなどします。
<参考>
...ということで、ステークホルダーの多い、大規模なエンタープライズのSI案件にランタイムを導入するのは、性能一つとっても大変なのですが、「
OSS+テンプレート(GitHub)+パッケージマネージャ(NuGet)」という形で、適切にプロモーション(価値訴求)すれば、イケるンじゃないかな?と思っています。
また、ランタイムを導入していく上でハードルになる、負のインパクト受ける主要なステークホルダーに対する「不安の払拭」&「優位性の明示」が重要になると思います。
これは、オープンでないとできないことで、前例も全くありませんが、ソレをしなければ進歩もないと言う事で、これを少しずつ、確立していきたいと考えています。