最近、
「某企業が某弊 "Open棟梁" を導入してる。」
という「風の噂」を聞いたりしました。
(追記:アカウント経由の提案では大手採用も、昨今、全く以って珍しくは無いですが)色々と聞くと、某企業、相変わらず他社提案は受け付けないらしいので、セルフ導入っぽいです
♨(...しかし、おかげでエコシステムが拡大する結果に繋がりつつあったりしています)。
断片的な周辺情報から読むと、多分、某企業の中には(、当然と言えば当然)、ソフトウェアの生産技術的な組織が存在し、そこで色々な、アーキテクチャ的な意思決定がされてブレークダウンされたモノのみが外部に発注されている感があります(故に、Open棟梁のセルフ導入と言う事態が発生する)。
ココで一つ危惧するのは、人月的なQCDの世界の(所謂一つのSIerの)マネジメント(マネージャー)とサプライサイド(エンジニア)の技術選定能力は?みたいなことですかね。人月マネージャーの無知と、エンジニアの
サプライサイド都合で、(優秀な)デマンドサイド単体と比べると、適切な技術選定が出来ていないんじゃないか?等と思ったりします。
また、SIerって購買代理業者だと思うので、要素提供者やパッケージャのプロダクトの選定能力が必要のように思いますが、こう言うケースで、「やっぱり、デマンドサイドの言いなりなんだな。」と言う事が透けて見える訳です(今回のコンテキストでは、"使って貰えるモノを提案させて貰えない状況"であると言う事)。
こう言う事を考えると、昨今、一部のITメジャー、デジタル・プラットフォーマーを除いて、デマンドサイドの力が強くなってきている気がします。そんな中、メーカー系SIerという業態ですが、これ、「購買代理業者 ← パッケージャ ← 要素提供者」の垂直統合なんですよね。この、サプライサイド&デマンドサイドの融合は、正直、上手く行かない世の中になって来た感があります。
と言うのも、
- この言語がー。
- このプラットフォームがー。
- このフレームワークがー。
- このパッケージがー。
なんて言うサプライサイド人達の予算は、
メーカー系だと認可され易いんだと思いますが、
- マーケティングが上手く行ってないと、
デマンドサイドにガン無視されたり、
- そもそも、事業で必要となる
各種キャパシティが伴っていなかったり、
して、サプライサイドが徐々に縮小するという
非効率な経営に、昨今、なってしまうタメですね。