開発基盤部会リーダーの西野です
(久しぶりに名乗りを入れてみました)。
過去、数回に渡って関連する投稿をさせて頂いていましたが(下記スライドの P2 参照)、今回、現時点の、私から見た「
組織的プロジェクトマネジメント(OPM)」上の問題を、下記スライドにまとめてみました。
...今後、フレームワークなども勉強しつつ、もう少し具体的な改善案などを出していきたいと思います。某弊部会もプロジェクトを遂行しており、組織的なマネジメントの観点の欠如を感じていたりします。
<参考>
余談: 書いていたら、余談の方が長くなってしまい、コチラがメインである感が出てきてしまいましたが、
いきなり、「ゴー」「ノーゴー」の判定未満の discon 云々に言及される方がしばしば、いらっしゃいますが、「ポートフォリオ・プログラム・マネジメント」、若しくは、それ以前の「プロジェクト化」(独自性 / 有期的の意味)も十分に出来ていないのであれば、先ずは、そちらに取り組まれた方がイイ気がします。
殆どの日本の組織では、
「固定費の範囲なら、レベルの低い作業でも認可され、且つ、結果もフォローされない。」
と言う問題がありそうです(そもそも、価値創出に関与出来ているレベルの人間が、まだまだ少ない筈だと思います)。
しかし、資産計上になると突然、「
スタンプラリーと言う名のプロジェクト選定委員会」が現れ、判断基準に乏しい選定 & 仕訳の議論を行っている筈で、当然、「ポートフォリオ・プログラム・マネジメント」も十分にできていないので、展開計画も立たず、結果にも結び付き難い。というのが(、上記のスライドのP11にも書いたように)、AS-ISなのかな?と。
しかし、昨今、
「コミュニティの僅か数名で、企画や設計・実装の能力的なクオリティ次第で、大手の組織以上の結果を出すことも出来る時代に既になった。」
と感じていますので、
「”予算云々になってくると、決裁(スタンプラリー云々)で面倒臭い。”と言うレベルから脱却する気が無いなら、全部OSSコミュニティ預かりにしてしまってもイイのではないか?」
と思いますが、ただし、この場合、組織は、フラット化し、スペシャリストが、複数のOSSコミュニティや、他のバーチャル・チーム(分散型チーム)を掛け持つようになるものと思われます。
すると、管理業務は言うに及ばず、従来型の労働集約型プロジェクトのマネジメントも不要になって行くかと思います(スペシャリストによる適応型ライフサイクルによるマネジメントによって、価値創出が行われるようになる)。
これは予測ではなく、現在進行形らしいです(下記参照)。
<参考>
「終身雇用制、中間管理職、間接部門が無くなり、経営・スペシャリスト・単純労働に3局化していく。」「中間管理職や終身雇用の廃止により余った原資を、単純労働層や、スペシャリスト / 経営者のエントリー層に振り向けている。」「どんどん、大企業はフラット化します。ユニットが増え、その管理すら管理職が不要になります。その中にスペシャリストがまざりミッションを実行する。」