オープンソースカンファレンス(OSC) 2020 Online/Fallがオンラインで開催され,OSSコンソーシアム,オープンソースビジネス推進協議会(OBCI)と,他企業の協力により,特設トラック『企業ITのクラウドマイグレーションとOSSの役割』が設けられ,OSSコンソーシアムでは次の4部会で参加しました。
・データベース部会 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ https://www.osscons.jp/database/
・オープンCOBOLソリューション部会 ‥‥ https://www.osscons.jp/osscobol/
OSC Online/Fall は10月23日(金)〜24日(土)の2日間開催。特設トラック『企業ITのクラウドマイグレーションとOSSの役割』は1日目,23日(金)午後の開催です。
・参加登録ページ(connpass) → https://ospn.connpass.com/event/183865/
・OSC Online/Fall セミナープログラム(1日目) → https://register.ospn.jp/osc2020-online-fall/modules/eventrsv/1.html 【資料とビデオの公開について】 発表資料は公開の準備ができたものからこの記事からリンクして参照いただけるようにします。一部は事前公開の予定ですが,大半は事後の公開になるでしょう。 [2020/10/23] 一部のセッションだけですが,スライド資料を事前公開しました。 [2020/10/26] 発表資料をすべて掲載しました。ビデオはまだ準備中です(数日かかります)。 [2020/11/5] 4セッションすべてのビデオがYouTubeで公開になります。
|
時間帯 | 内容・講師 |
14:00〜 | 《第1部 トラブルに備える》 〜 Linux-HAとアプリケーション性能管理 |
企画トラックのオープニング
溝口 則行 (TIS株式会社)
| |
あなたのシステムをOSSで冗長化しよう 〜 いつか来るシステム障害にそなえて
黒木 博 (サイオステクノロジー)
「トラブルに備える」観点から2つの話題を取り上げます。オンプレミス環境でもクラウド環境でも,トラブル対応が不要になるわけではありません。1点目はサーバダウンに備えてバックアップ系に切り替える話。 ▶発表スライド資料ダウンロード
| |
Webアプリケーションのクラウド移行時の課題と対策
呉 錫嶼 (ジェニファーソフト)
2点目は性能トラブルを起こさないようにするためのアプリケーション性能管理(APM)の話。 ▶発表スライド資料ダウンロード
[司会] 溝口則行 (TIS) | |
15:15〜 | 《第2部 アプリケーションはどうする?》 〜 ITモダナイゼーションと認証
|
ITモダナイゼーションとOSS基盤 井坂 徳恭 (東京システムハウス / OSSコンソーシアム オープンCOBOLソリューション部会)
▶発表スライド資料ダウンロード
| |
今更聞けない認証関連OSSの話 ~クラウド移行の観点も含めて~ 今井 啓 (オープンソース・ソリューション・テクノロジ / OSSコンソーシアム ビジネス&教育ソリューション部会)
OpenAMというシングルサインオン(SSO)実現のためのOSSに絡めてSSO連携されているWebアプリをクラウドマイグレーションする際のポイントと、関連技術の最新動向についてお話しします。
▶発表スライド資料ダウンロード
[司会] 溝口則行 (TIS/OSSコンソーシアム) | |
16:15〜 | 《第3部 データベースはどうする?》 〜 MySQLとPostgreSQL(仮)
|
クラウドベンダーにデータをロックインされないMySQLのクラウドデータベースの選択
梶山 隆輔, 日本オラクル MySQL Sales Consulting Senior Manager
クラウドを活用したデータベース環境を移行するあたって、マネージドなクラウドデータベースの利用やデータベースをIaaS上に構築、またコンテナの活用などの導入パターンが考えられます。MySQLにおけるオープンソースならではの利用パターンを検討してみましょう。
▶発表スライド資料ダウンロード
| |
クラウド時代の Pgpool-II の活用 〜 Kubernetes におけるクエリ負荷分散とモニタリング機能を備えた PostgreSQL クラスタの構築 〜
彭 博 (ペン ボ), SRA OSS, Inc. 日本支社 OSS事業本部 技術部 基盤技術グループチーフエンジニア 兼 Pgpool-II開発者 ここ数年、コンテナ管理を自動化するためのプラットフォームとして Kubernetes が注目され、システムをオンプレミス環境からクラウドの kubernetes に移行する企業も増えています。その中で DB はマネージドサービスを利用する手段もありますが、Kubernetes の機能を利用して DB を自動運用することもできます。Kubernetes で運用を自動化するには、Operator と呼ばれる拡張仕組みが必要で、PostgreSQL 専用の Operator もいくつか開発されています。しかし、既存の PostgreSQL Operator ではクエリ負荷分散機能が提供されていません。Pgpool-II は PostgreSQL においてクエリ負荷分散や自動フェイルオーバ機能を提供するクラスタ管理ミドルウェアです。本講演では、Pgpool-II を利用し、Kubernetes でクエリ負荷分散とモニタリング機能を備えた PostgreSQL クラスタについて紹介します。 ▶発表スライド資料ダウンロード (SRA OSS Inc.の資料一覧ページ)
[司会] 溝口則行 (TIS/OSSコンソーシアム) | |
17:15 〜18:00
| 《第4部 座談会》〜 企業ITのクラウドマイグレーションとOSSの役割 |
テーマは「企業ITのクラウドマイグレーションとOSSの役割」ですが,脱線必至の座談会です。パネリストはオープンソースビジネス推進協議会(OBCI)と,OSSコンソーシアム(OSScons)のメンバ。飛び入り参加も歓迎します。
▶進め方の概要説明資料ダウンロード
[パネリスト]
上野 俊作 (東京システムハウス/OSScons オープンCOBOLソリューション部会) 小田切 耕司 (オープンソース・ソリューション・テクノロジ/OSScons ビジネス&教育ソリューション部会) 梶山 隆輔 (Oracle Corporation MySQL GBU/OSScons データベース部会) 才所 秀明 (日立ソリューションズ / OSScons 分散コンピューティング部会)
[モデレータ] 溝口 則行 (TIS/OBCI)
|
【セミナーを動画で視聴いただけます】