前回に続く第2回ですが、この話、
前々回の話にも関連してきます。
前々回は、バズ単品問題について言及しましたが、結構、「ソリューションにフォーカスする。」と言いつつ、実際は、要素にフォーカスしてしまっているケースが多い気がしています。コレは、多くの場合、予算取りが容易になるタメと言う戦略から選択されていますが、高度で論理的なプログラムの構成を放棄しているので、結果として、予算取りが容易な分、ベネフィットが低くなります。それに、こう言う、バズ単品系って、アウトプット自体、季節モノの建付けなので、後に残らないんですよね。ソリューションにフォーカスしていない分、要らない事をやってる気がするんですよね。
もう少し具体的に言うと、
- 例えば、共通基盤(プラクラ)ですが、コレは、クラウド(パブクラ)に行ってしまうと思います(これは、エッジ・コンピューティングで言われているモノとは別)。
- ...で、次いで、ローコード・ノーコードですが、コレは、恐らく、開発元からエンド直になるサポートの仲介の必要が無い性質のプロダクトだと思います(コレは、固有名詞は出しませんが、昔から類似プロダクトが数多くあったので、技術も大きく変わっていない以上、変化は起こり得ないと思われます)。
- 後は、構築系にフォーカスしたR&Dのリサーチですが、コレは、多くのモノが、クラウド(XaaS)に行くことを考えると、ハイプ・サイクルの安定期に向かって、構築のニーズ自体が無くなって行く。
等の理由で残らないと思います。
ソリューションにフォーカスと言いつつ、こうなってしまうのは、結局、"SIの本質は昔からインテグレーションなので、本質はフルスクラッチからセミスクラッチに変化した。と言う点にある。" のですが "多様化した個々の要素にフォーカスしてしまって、変化に対応出来た気になってしまっている。”...のは、変化に対応どころか、逆行してしまっているので、プログラム・マネジメント中の各プロジェクトの立上げからマネジメントまでの判断を誤らせる原因になってしまっているように思います。